書きそびれてますが、姫路城へ行くことになったのは、
姫路市民劇場で、文化座の「三婆」を観ることになったからです。
近畿演鑑連のトップを切って上演したのが、姫路市民劇場の例会でした。
姫路城の近くにある姫路市民劇場。
キャパもほどほどの、観やすい劇場でした。
「三婆」パンフより拝借。
50年も前に書かれた有吉佐和子の小説が原作。
原作はかなりシリアスで暗い感じの作品のようですが、
小幡欣治さんが喜劇として脚本にしたことが素晴らしいんですね。
テレビドラマになり、舞台化もたくさんされてます。
でも、原作と変わらないのが、テーマとしてある老人問題、
誰でもいつかは訪れる深刻な問題は、どの時代にも、
観る人の共感を得るんですね。
某紙に掲載する劇評を書くために、2016年の舞台のDVDを見たのですが、
喜劇やし面白いんやけど、ラストのシーンで、涙がこぼれてきました。
制作の方がおっしゃってたけど、ラストの10分にメッセージがあるんだと。
最後の10分は、10年後の三婆たちの様子なのです。
ボケてきた彼女らの滑稽さが切なくなってきたのと、
三婆を見ていた元お手伝いのお花ちゃんが、
私たちの気持ちを代弁してくれたからかなと思います。
「私、この人たちをほっとけない」
私たちと同じように、切ない気持ちになっていたんですね。
舞台では60歳でおばあさんといわれるし、
65歳では医療費がタダになるとか、70歳で都バスがタダとか、
年寄り扱いされてるのも面白かったですね。
高齢化社会になった現代では、75歳以上が後期高齢者。
それでも、皆さん元気ですよね。
この「三婆」、ひこね演劇鑑賞会の例会は4日でした。
舞台の上演の前に、会報係りとして、
「タキ」を演じた有賀ひろみさんをインタビュー~
しゅっとして、かっこいい女優さんです!
・・年齢は70歳とか・・・見えへんし~
女優になろうとした動機や、なぜ文化座なのか、
文化座はどんな劇団なのか、この作品について、
役作りはどのようにしているのか、
好きなシーンはどこか、
あと、健康づくりで心掛けてることは?
座右の銘、そして、演劇鑑賞会について・・など、
約30分、いろいろとお話していただきました。
女優生活47年という有賀さんだけに、
引き出しがたくさんあって、楽しくお話してくださいました。
おしゃれでスタイリッシュな有賀さんが、
舞台上では、三つ編みでおさげの、行かず後家を演じるんですねぇ。
ちなみに、今回は再々演。
再演の時は、妾の女中を演じてたそうです。
アップし忘れてますが、某紙に掲載された劇評。
※ クリックすると大きくなります。
本妻を演じたのが、文化座代表の佐々木愛さん。
かわいいんですよね~
貫禄もあるんですけど、声もかわいいし。
本宅に居候する妾と義妹、彼女らを追い出そうと、
本妻として頑張ってるんですが、やがて、
二人に出ていかないで~ 一緒に住んで~ってお願いしてしまうんです。
老人たちの共生も、この作品のテーマの一つ。
まるでグループホームのような生活も、
心身ともに元気なら、楽しそうです。
私らの10年後、20年後は、どうなってるのかな。
元気で楽しく過ごしたいものです~
姫路市民劇場で、文化座の「三婆」を観ることになったからです。
近畿演鑑連のトップを切って上演したのが、姫路市民劇場の例会でした。
姫路城の近くにある姫路市民劇場。
キャパもほどほどの、観やすい劇場でした。
「三婆」パンフより拝借。
50年も前に書かれた有吉佐和子の小説が原作。
原作はかなりシリアスで暗い感じの作品のようですが、
小幡欣治さんが喜劇として脚本にしたことが素晴らしいんですね。
テレビドラマになり、舞台化もたくさんされてます。
でも、原作と変わらないのが、テーマとしてある老人問題、
誰でもいつかは訪れる深刻な問題は、どの時代にも、
観る人の共感を得るんですね。
某紙に掲載する劇評を書くために、2016年の舞台のDVDを見たのですが、
喜劇やし面白いんやけど、ラストのシーンで、涙がこぼれてきました。
制作の方がおっしゃってたけど、ラストの10分にメッセージがあるんだと。
最後の10分は、10年後の三婆たちの様子なのです。
ボケてきた彼女らの滑稽さが切なくなってきたのと、
三婆を見ていた元お手伝いのお花ちゃんが、
私たちの気持ちを代弁してくれたからかなと思います。
「私、この人たちをほっとけない」
私たちと同じように、切ない気持ちになっていたんですね。
舞台では60歳でおばあさんといわれるし、
65歳では医療費がタダになるとか、70歳で都バスがタダとか、
年寄り扱いされてるのも面白かったですね。
高齢化社会になった現代では、75歳以上が後期高齢者。
それでも、皆さん元気ですよね。
この「三婆」、ひこね演劇鑑賞会の例会は4日でした。
舞台の上演の前に、会報係りとして、
「タキ」を演じた有賀ひろみさんをインタビュー~
しゅっとして、かっこいい女優さんです!
・・年齢は70歳とか・・・見えへんし~
女優になろうとした動機や、なぜ文化座なのか、
文化座はどんな劇団なのか、この作品について、
役作りはどのようにしているのか、
好きなシーンはどこか、
あと、健康づくりで心掛けてることは?
座右の銘、そして、演劇鑑賞会について・・など、
約30分、いろいろとお話していただきました。
女優生活47年という有賀さんだけに、
引き出しがたくさんあって、楽しくお話してくださいました。
おしゃれでスタイリッシュな有賀さんが、
舞台上では、三つ編みでおさげの、行かず後家を演じるんですねぇ。
ちなみに、今回は再々演。
再演の時は、妾の女中を演じてたそうです。
アップし忘れてますが、某紙に掲載された劇評。
※ クリックすると大きくなります。
本妻を演じたのが、文化座代表の佐々木愛さん。
かわいいんですよね~
貫禄もあるんですけど、声もかわいいし。
本宅に居候する妾と義妹、彼女らを追い出そうと、
本妻として頑張ってるんですが、やがて、
二人に出ていかないで~ 一緒に住んで~ってお願いしてしまうんです。
老人たちの共生も、この作品のテーマの一つ。
まるでグループホームのような生活も、
心身ともに元気なら、楽しそうです。
私らの10年後、20年後は、どうなってるのかな。
元気で楽しく過ごしたいものです~
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