おかんのネタ帳

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大阪中之島・中央公会堂

2019-03-31 15:12:41 | 日々のつれづれ
あわただしい年度末ですが(我が家にはなんの影響もないけど)、
29日、大阪の中之島公会堂まで行ってきました。

ここで、トムプロジェクトプロデュース公演「黄色い叫び」が上演されるからです。
平成30年度の大阪市演劇鑑賞会、だそうです。

これは、大阪市が、「初心者でも、豊富な演劇鑑賞の経験を持つ人でも楽しめる作品を
気軽に鑑賞していただくことで市民の皆さんに演劇を身近に感じていただき、
芸術文化への関心を高めていただくことを目的」に開催しているとか。
文化事業をケチってたはずの?大阪市ですが、昨年から始めたのかな・・・


とにもかくにも、会場の中之島公会堂、国指定の重要文化財、
ここが素敵な建物なので、歴的建造物が好きな私はそそられた次第。



中之島公会堂は、その名の通り中之島にあります。
相場師だった岩本栄之助が私財を投じ、
1913年(大正2年)に着工、1918年(大正7年)に竣工した建物。

株式仲買人の栄之助は、渡米したときに、
米国の富豪の多くが財産や遺産を慈善事業や
公共事業に投じていることに、強い感銘を受け、
大阪の地にもどこにも負けないホールを建設しようと決意。

父の遺産と自分の手持ち財産を加えた100万円を大阪市に寄付。
(現在の貨幣価値でいえば数十億円!)
当初は、公園や学校の整備などさまざまなプランが出されたが、
母親に「誰にでも使ってもらえるものを」と言われたことから、
公会堂に決めたのだとか。

その後、第一次世界大戦勃発の影響による高騰相場で莫大な損失を出した栄之助。
大阪市に寄付した100万円を少しでも返してもらうように勧められるが、
「一度寄付したものを返せというのは大阪商人の恥」とし、
1916年(大正5年)10月、自宅でピストル自殺の道を選んだという。
(公会堂のHPより)

栄之助の死後2年、公会堂は完成。
公会堂の完成を見ることなく亡くなった栄之助ですが、
公会堂は、今なお、大阪市民の文化芸術の活動拠点になっています。



地下一階は、レストラン。
オムライスが有名やったけど(朝ドラ「ちりとてちん」にも登場してたよね)
リニューアルされて、デミグラソースかけになったらしい。



階段もクラシックな雰囲気。



一階ロビー。灯りも凝ってます。



大集会室。
2階席もあり、1160席あるらしい。
コンサート、講演会、各種式典などが行われるホール。



見上げるとこんな感じに。



ゴージャスですよね~

鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建て。
意匠はネオ・ルネッサンス様式を基調としつつ、バロック的な壮大さを持ち、
細部にはセセッションを取り入れ、アーチ状の屋根が特徴的。

他展示室など自由に見学できるところもありますが、
特別室とかも見学できる、ガイドツアーがあるそうです。

詳しくは、公式HPに → こちら

一緒に行った鑑賞会の仲間が、

「屋根の上にあるのはなに?」

あ~、ほんまや、なんかあるね~



なんか長いものを持ってるけど、魚釣り? 銃?

なんでしょう。なので調べました。

商工業の街大阪に因み発展のシンボルとして、
商業の神様メルクリウスと工業の神様ミネルヴァをモチーフとして
造られたそうですが、戦時中に供出されたようで、
1990年からのリフォーム工事で復元されたのだとか。

商人の街、大阪らしいものやったんですね。

舞台の感想は・・・また、後ほど~




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