珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Voyage MPD振り返り(USB転送方式編)

2011-08-14 08:56:07 | オーディオ
松田選手の訃報はとても残念でしたが、連日の報道からいかにファンから愛されていたがわかります。私の場合、アトランタ五輪でのブラジル撃破、日韓W杯での決勝トーナメント進出など、代表での印象が強いですが、コアなファンはマリノスでの活躍を忘れないことでしょう。日が経ちましたが、あらためてご冥福をお祈ります。

今回はUSB転送方式にフォーカスして、Voyage MPDの音を振り返ります。Voyage MPDを導入したのはゴールデンウィークですから、早くも3ヶ月になります。もう、振り返りの時期でもないので、次回あたりで、一旦区切りにしようかと思います。写真は、メインシステムにおけるソースに関わる機器群です。アルミの筺体が3つ(左のアンプは除く)がありますが、右から順にボードPC ALIX2C3、USB-DDC基板 UDIF7、単体DAC D-07となります。


Voyage MPDをD-07につなぐルートには、
1)ALIX2C3 → UDIF7 → D-07
2)ALIX2C3 → D-07
の2パターンがあります。要は、UDIF7を使うか使わないかの違いです。D-07のデジタル入力には、通常のSPDIFに加えて、USBがあり、1)ではSPDIFを、2)ではUSBを使います。

1)のルートの場合は、同軸デジタルケーブルとUSBケーブルが必要になります。こちらはアルミケースに入ったUDIF7へのデジタルケーブルの接続状況です。デジタルケーブルには英国CHORD社のSignature Digital、USBケーブルにはSAECのSUS-480を使っています。


2)のルートの場合は、UDIF7とSignature Digitalはお休みで、ALIX2C3から出たSUS-480を直接D-07のUSBポートに差します。


さて、肝心の音ですが、これは1)の方が勝ります。音場の広がりは同程度ですが、音の緻密さや低音の躍動感など、音楽を活き活きさせる要素で差が出ます(僅差ではありません)。”機器構成はできるだけシンプルに”とは、よく言われますが、必ずしもそうはならない例と言えます。なお、理由は不明ですが、1)と2)ではアンプのボリュームを同じにした際の音量が違います。比較はボリューム調整をやって音量を同じにしてからやっています。

差が出た理由ですが、UDIF7がUSB転送において採用しているアシンクロナス方式によるジッター低減効果が出たものと考えています。D-07が発売されたのは2009年で、アシンクロナス方式は採用されていません。その後、エソテリック製品のみならず他社品でもアシンクロナス方式が導入されています。この方式のメリットはユーザー、サプライヤー共に認めるところなのでしょう。

今後のデジタル系のグレードアップの方向性も見えてきました。UDIF7はあくまでも基板での提供ですが、やはり、ここにはしっかりとしたUSB-DDCの製品を充てる、その上で、外部クロックの取捨を判断する・・・こんなストーリーです。
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