金曜日は小雨、土曜日は晴れながらも北風で痺れる寒さとなりましたが、東京にて二つの非日常を楽しみました。
金曜日は休暇をとって確定申告に行ったあと、そのまま羽を伸ばして千駄木へ。昨年11月にお宅をお邪魔したiさんのギャラリーを訪問しました。2時間ほどの滞在でしたが、絵のこと、オーディオのこと、仕事のこと、楽しいお話ありがとうございました。勝手にイメージしていた現代美術のバリアが解れたような気がします。千駄木の印象も良かったです。神田あたりまではよく足を運ぶのですが、その先の湯島、根津、千駄木は、なかなか馴染みがありませんでした。千駄木は文豪との関わりが深い歴史ある場所です。浅学を晒すようなもので恥ずかしいのですが、団子坂からギャラリーに向かう途中に、鴎外の記念館があることも知りました。司馬さんにも本郷界隈というエッセイがあるようなので、今度読もうと思っています。
土曜日は約1年半ぶりにGRFさんのお宅を訪問しました。前回訪問から、新たにRectangular GRFと電蓄Decca Decoraが広い部屋に加わっています。例によってユニコーンのある部屋からスタートです。ベルリンフィルの配信映像の美しさと音の良さに驚いた後は、CD音源を中心に聴かせていただきました。現在、私自身はCDプレイヤーでの再生を休んでいますが、ここでCDプレイヤーの音を聴く度に考えさせられます。ファイル再生だから・・・CDプレイヤーだから・・・ではない事、忘れてはいけませんね。新たに加わったEMMのCDプレーヤーとCD34改との比較も興味深かったです。明るさ・溌剌さでEMM、深み・切れ味でCD34改と聴きましたが、これは優劣ではないと思います。
普段はクラシックを中心に聴かれているGRFさんですが、私へのご配慮か、ジャンルを変えて選曲していただきました。昭和歌謡は私も好きな分野の一つです。と言っても、ちあきなおみ=喝采のイメージしかなかったのですが、この人のファドは沁みます。伝説の存在になっていること、ご年配のファンの支持が熱いことの理由が分かるような気がしました。80年代のジャズも普段50、60年代に偏っている身には新鮮でした。MJQはスタンダードも扱ってますし録音もいいので入りやすそうです。GRFさんが青葉台のホールで前日演奏を聴かれたフルート奏者Emmanuel Pahudは、早速、ビバルディの協奏曲の音源探しです。
お酒で気分も緩んだところで広い部屋に移動しました。平行法の音は、以前にハートレーで聴いていますし、普段、私自身が平行法を実践しているので、音場の深さ、広がりに対するイメージは持っています。免疫があるとも言えます。セッティングを追い込んだRectangular GRFを一聴して、やはりと頷いてニヤリとしてしまいました。一音一音が丁寧に聴こえ、以前にハートレーを聴いた時より、ユニコーンの部屋と、音色の差が縮まったように感じたのは気のせいでしょうか。さて電蓄です。電蓄という名前はSS誌で目にしたことがありましたが、聴くことは想像していませんでした。自分より先に生まれた装置の音を聴けることに感謝するのみ、音の比較はするべきではないですね。
番外編です。GRFさんは時々ご自宅からの富士山のショットを紹介されています。この日は北風の強い日でしたが、その分、景色はバッチリでした。屋上に案内いただき、360度の景色を見ました。広角かつ逆光で見づらいですが、太陽の左側に富士山が確認できます。ダイヤモンド富士が1週間ほど前ですから、この間、陽が沈む位置が随分と北へ移動していることがわかります。凍てつく寒さの中にも、春が近づいていることを感じました。
2年ほど前にGRFさんが自宅に来られた際に、実験でつないだNAC-HD1(クロックを改造)の音を、いまだに忘れることはできません。ソース装置を変えただけでV40SEとウィーンアコースティックのBeethoven Baby Grandが朗らかに鳴った事に驚きました。下流の装置達からは「まともな信号を貰えればいくらでもいい音を出せるよ」と言われているようで、ある意味ショックだったのです。あれから2年、謎解きはまだ続いていますが、少しは高度を上げれたのでしょうか。
金曜日は休暇をとって確定申告に行ったあと、そのまま羽を伸ばして千駄木へ。昨年11月にお宅をお邪魔したiさんのギャラリーを訪問しました。2時間ほどの滞在でしたが、絵のこと、オーディオのこと、仕事のこと、楽しいお話ありがとうございました。勝手にイメージしていた現代美術のバリアが解れたような気がします。千駄木の印象も良かったです。神田あたりまではよく足を運ぶのですが、その先の湯島、根津、千駄木は、なかなか馴染みがありませんでした。千駄木は文豪との関わりが深い歴史ある場所です。浅学を晒すようなもので恥ずかしいのですが、団子坂からギャラリーに向かう途中に、鴎外の記念館があることも知りました。司馬さんにも本郷界隈というエッセイがあるようなので、今度読もうと思っています。
土曜日は約1年半ぶりにGRFさんのお宅を訪問しました。前回訪問から、新たにRectangular GRFと電蓄Decca Decoraが広い部屋に加わっています。例によってユニコーンのある部屋からスタートです。ベルリンフィルの配信映像の美しさと音の良さに驚いた後は、CD音源を中心に聴かせていただきました。現在、私自身はCDプレイヤーでの再生を休んでいますが、ここでCDプレイヤーの音を聴く度に考えさせられます。ファイル再生だから・・・CDプレイヤーだから・・・ではない事、忘れてはいけませんね。新たに加わったEMMのCDプレーヤーとCD34改との比較も興味深かったです。明るさ・溌剌さでEMM、深み・切れ味でCD34改と聴きましたが、これは優劣ではないと思います。
普段はクラシックを中心に聴かれているGRFさんですが、私へのご配慮か、ジャンルを変えて選曲していただきました。昭和歌謡は私も好きな分野の一つです。と言っても、ちあきなおみ=喝采のイメージしかなかったのですが、この人のファドは沁みます。伝説の存在になっていること、ご年配のファンの支持が熱いことの理由が分かるような気がしました。80年代のジャズも普段50、60年代に偏っている身には新鮮でした。MJQはスタンダードも扱ってますし録音もいいので入りやすそうです。GRFさんが青葉台のホールで前日演奏を聴かれたフルート奏者Emmanuel Pahudは、早速、ビバルディの協奏曲の音源探しです。
お酒で気分も緩んだところで広い部屋に移動しました。平行法の音は、以前にハートレーで聴いていますし、普段、私自身が平行法を実践しているので、音場の深さ、広がりに対するイメージは持っています。免疫があるとも言えます。セッティングを追い込んだRectangular GRFを一聴して、やはりと頷いてニヤリとしてしまいました。一音一音が丁寧に聴こえ、以前にハートレーを聴いた時より、ユニコーンの部屋と、音色の差が縮まったように感じたのは気のせいでしょうか。さて電蓄です。電蓄という名前はSS誌で目にしたことがありましたが、聴くことは想像していませんでした。自分より先に生まれた装置の音を聴けることに感謝するのみ、音の比較はするべきではないですね。
番外編です。GRFさんは時々ご自宅からの富士山のショットを紹介されています。この日は北風の強い日でしたが、その分、景色はバッチリでした。屋上に案内いただき、360度の景色を見ました。広角かつ逆光で見づらいですが、太陽の左側に富士山が確認できます。ダイヤモンド富士が1週間ほど前ですから、この間、陽が沈む位置が随分と北へ移動していることがわかります。凍てつく寒さの中にも、春が近づいていることを感じました。
2年ほど前にGRFさんが自宅に来られた際に、実験でつないだNAC-HD1(クロックを改造)の音を、いまだに忘れることはできません。ソース装置を変えただけでV40SEとウィーンアコースティックのBeethoven Baby Grandが朗らかに鳴った事に驚きました。下流の装置達からは「まともな信号を貰えればいくらでもいい音を出せるよ」と言われているようで、ある意味ショックだったのです。あれから2年、謎解きはまだ続いていますが、少しは高度を上げれたのでしょうか。
締めたら、全く音が変わりました。違いは大きく、この音で聴いていただきたかったです。また遊びに来てくださいね。
GRFさんの悩みに気づかず、楽しく聴かせていただ
いてました。やはりご自身の音は、一番ご自身が
分かります。これはまた伺わねばなりませんね。
念のため私もSPのネジ、チェックしてみます。
これほど豪華な顔ぶれを短時間(半日居ても足りないか
も)でなんて、
味見だけでお腹がいっぱいになってしまいそうですね。
でも、腹八分目で止めるなんてきっと出来ないんだろうな・・・
予想はしていたとは言え、あのお部屋で聴く
Rectangular GRFの平行法は素晴らしかったです。
少し実験的なことをさせてもらったのですが、多くの
ことの積み重ねで、あの音が出ていることだけは
わかりました。
また定点観測で寒いときに来てください。やはりそれなりの進歩はあると思いますので。
首都圏も20年ぶりの大雪と騒がれていますね。
それはそれで、音楽に向き合える時間をとれる
ということかも知れません。
春になる前に、お邪魔できれば幸いです。
pat_mthny7205さんの赤ワインは健在でしょうか?