エソテリックの単体DACのD-07を導入により、現在はCDプレイヤーをトランスポートとして使っています。その結果、SACDを聴く頻度が下がっています(PD-D9はSACDのデジタルアウトがありません)。改善策としてCDプレイヤーの入れ替えを検討してみました。SACD/CDプレイヤーであるPD-D9をサブシステムへ、CDプレイヤーであるPD-T05をメインシステムへ組み込んだのですが・・・。結果はNGでした。特にPD-T05とD-07の組み合わせが悪く、むしろPD-T05単体で聴いた方がいいくらいでした。単体DACでCDプレイヤーの音をグレードアップ・・・といった記事を最近のオーディオ誌で見かけますが、ケースバイケースということでしょう。結局、元に戻すことにしました。
現在、自宅で実現できる、アンプまでの経路は次の5系統となります。
①PD-D9 + D-07
②PD-T05 + D-07
③PD-D9単体
④PD-T05単体
⑤PC(USB) + D-07
PD-D9とD-07です。
PD-T05とD-07です。
CDPとDACの接続にはキンバーの光ケーブル OPT-1 を使っています。
レファレンス曲は、
・井上陽水:Make Up Shadow
・大橋純子:たそがれマイラブ
・Gianni Basso & Irio de Paula:Lamento
・Julia Fischer:Bach, Concerto For Two Violins In D Minor, BWV 1043 - 1. Vivace
・松田聖子:瑠璃色の地球
の5曲です。
②から始めましたが、全体的に音にザラついています。サシスセソが強調される感じで、特にPOPS系が気になりました。普段①で聴いてる耳にとっては、こたえる音です。そこで単体DACを外して④で聴いてみると、ザラつきは減ります。ただ傾向は引きずっているように感じました。続いてCDプレイヤーを入れ替え、やはりDAC無の③にしました。ザラつきが消えてしっとりしたサウンドになります。同じパイオニアの製品ですが、定価の差(14万と8万)に加えて、17年分の進化を感じます。D-07を加えた①は、更に音場が広がり、立体感が増します。結局、順位は①>③>④>②となりました。
②が予想外に悪かったです。DACへ入力されるデジタル信号の質で、音が大きく左右されることを実感しました。デジタル信号の差が何によるものなのか正確なところはわかりませんが、ピックアップ系の読み取り精度、間違い訂正能力の差によるものと推測しています。実際、盤面にキズの多い古いCDのいくつかはPD-T05で上手く再生できませんが、PD-D9ではきちんと再生できます(その逆のパターンはありません)。覆水盆に帰らず、あらためて上流機器の重要性を感じた次第です。
最後に、昨今話題のPCオーディオに触れます。①と⑤は、私の耳ではほぼ互角です。⑤でいいなと思った曲でも、①で再生すると同じようにいい、その繰り返しです。CDの信号を正確に読み取るという点では、PCオーディオは間違い訂正付きのリッピングにより完璧です。最近、再生ソフトをiTunesからFoobar2000に、またファイルの保存形式をアップルロスレスからWAVEに変えました。このためか、⑤のレベルがかなり上がっている印象です。この先、⑤がどこまで進むのかじっくり取り組みたいと思います。
現在、自宅で実現できる、アンプまでの経路は次の5系統となります。
①PD-D9 + D-07
②PD-T05 + D-07
③PD-D9単体
④PD-T05単体
⑤PC(USB) + D-07
PD-D9とD-07です。
PD-T05とD-07です。
CDPとDACの接続にはキンバーの光ケーブル OPT-1 を使っています。
レファレンス曲は、
・井上陽水:Make Up Shadow
・大橋純子:たそがれマイラブ
・Gianni Basso & Irio de Paula:Lamento
・Julia Fischer:Bach, Concerto For Two Violins In D Minor, BWV 1043 - 1. Vivace
・松田聖子:瑠璃色の地球
の5曲です。
②から始めましたが、全体的に音にザラついています。サシスセソが強調される感じで、特にPOPS系が気になりました。普段①で聴いてる耳にとっては、こたえる音です。そこで単体DACを外して④で聴いてみると、ザラつきは減ります。ただ傾向は引きずっているように感じました。続いてCDプレイヤーを入れ替え、やはりDAC無の③にしました。ザラつきが消えてしっとりしたサウンドになります。同じパイオニアの製品ですが、定価の差(14万と8万)に加えて、17年分の進化を感じます。D-07を加えた①は、更に音場が広がり、立体感が増します。結局、順位は①>③>④>②となりました。
②が予想外に悪かったです。DACへ入力されるデジタル信号の質で、音が大きく左右されることを実感しました。デジタル信号の差が何によるものなのか正確なところはわかりませんが、ピックアップ系の読み取り精度、間違い訂正能力の差によるものと推測しています。実際、盤面にキズの多い古いCDのいくつかはPD-T05で上手く再生できませんが、PD-D9ではきちんと再生できます(その逆のパターンはありません)。覆水盆に帰らず、あらためて上流機器の重要性を感じた次第です。
最後に、昨今話題のPCオーディオに触れます。①と⑤は、私の耳ではほぼ互角です。⑤でいいなと思った曲でも、①で再生すると同じようにいい、その繰り返しです。CDの信号を正確に読み取るという点では、PCオーディオは間違い訂正付きのリッピングにより完璧です。最近、再生ソフトをiTunesからFoobar2000に、またファイルの保存形式をアップルロスレスからWAVEに変えました。このためか、⑤のレベルがかなり上がっている印象です。この先、⑤がどこまで進むのかじっくり取り組みたいと思います。
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