夏山トレーニング、第2弾は丹沢の大倉尾根でした。お盆の北アルプスから逆算して昨日5日に設定しました。夏の大倉尾根は2018年にやっていますので、5年ぶりです。ベストシーズンではありませんが、渋沢駅から大倉へ向かうバスは、まずまずの混雑ぶりでした。丹沢を庭にように思っているファンが年中登っているのでしょう。塔ノ岳からは表尾根を下り、三ノ塔から大倉に戻るプランだったのですが、不覚にもルートを間違え、清川村へ下るというハプニングがありました。車道を歩いてヤビツ峠に出るという、思わぬ増強メニューになりました。
久しぶりの大倉尾根でしたが、3週間前の大山の効果か、体が軽く、順調に高度を上げていきました。ルートは基本樹林帯なので、直射日光を避けて登ることができます。見晴らし、駒止、堀山の家とマイルストーンをクリアしていきます。花立まで一気に登ろうとしましたが、流石に応えました。
花立山荘です。大倉からちょうど1000mアップで、相模平野が眼下に広がります。やはりここの階段はキツイですね。堀山の家辺りで1本休憩を取るべきでした。ここまで登ると塔ノ岳のピークは近いです。かき氷も頭によぎりましたが、登山中は自分でかついだ水を飲む、に徹しました。
塔ノ岳に到着です。下界は晴れですが、山頂付近は結構、雲が湧いてきていました。外国の人も戻ってきてましたし、トレランあり、登山ありの、以前の大倉尾根が戻ってきた印象です。
残念ながら富士山は見れませんでしたが、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と丹沢の主たる山々を見ることができました。ここから表尾根を下ります。ヤビツ峠から登ってくる人とすれ違いながら、先を急ぎます。
新大日の小屋跡で分岐があったのですが、全くの思い込みで表尾根を長尾尾根と間違えてしまいました。登ってくる人が全くいなくなり、初耳の札掛(ふだかけ)という地名も気になりました。気づいた時点で、かなり高度を下げていたので、地図で位置を確認、さらに下山後の帰路を検討しました。下山先の清川村には、国民宿舎があります。秦野に抜ける県道でヤビツ峠にも出れることが判りました。新大日に戻る気力は無く、下山の一手としました。幸い、登山道は整備されていて歩きやすかったです。
下山先の清川村です。気温は何と27℃。同じ神奈川県の午後2時で、この温度は信じられませんでした。ここの標高は500mくらいです。標高差だけではこの温度にはなりません。ヒートアイランド現象の有無が効いていると思われます。もっとも一山登って下った疲労で、涼しいという感覚はありませんでした。
県道70号を歩いてヤビツ峠を目指します。バイク、車、自転車の行き来がかなりありました。ヤビツ峠は自転車愛好家に人気ですし、藤熊川沿いにはキャンプ場もあります。恐れていた通行止めは無さそうで安心しました。ヤビツ峠までは単調で緩い登りが続きました。表尾根の登山口付近にある護摩屋敷の湧き水で、喉を潤しました。
ヤビツ峠に着くと、タイミング良く秦野駅行のバスが待っているではありませんか。大倉に比べるとヤビツ峠はバスの本数が限られます。蓑毛まで下る余力も無かったので、バスに駆け込みました。表尾根の三ノ塔の登り返しをやっておきたかった気持ちはありましたが、無事に戻れたのが何よりです。これで夏山トレーニングは、一段落です。
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