珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

MFさんのお宅で、Dirretaを聴く

2019-10-22 16:05:45 | オフ会
台風19号が関東方面を襲った翌日の13日、久しぶりにMFさんのお宅を訪問してきました。電車の運行状況次第では延期も考えましたが、田園都市線、千代田線、舎人ライナーの運行再開を知り、予定通りお邪魔させていただくこととなりました。天候は、まさしく台風一過のそれで、見事な青空が広がりました。一方で、舎人ライナーから見た荒川の濁流は異様な雰囲気を放っていました。あらためて今回の台風の威力を実感しました。横浜方面は、ちょうどこの頃から金木製も香りはじめ、やっと本格的な秋に突入、といった感じです。



MFさんとは、いつものように舎人公園にて待ち合わせです。公園の木々もすっかり色づきました。今回で3回目の訪問になります。初回は2年前の秋で、当時はタワー型のデスクトップ3台が林立していました。その後、PCのコンパクト化が進み、昨年の夏にはクアッド構成のシステムで聴かせていただきました。そして今回の目玉がDirettaです。この言葉を私が知ったのは数ヶ月前です。音楽の伝送にLANを使う方式のようですが、私も詳しくは理解できておりません。理屈より証拠というわけで、初Direttaとなりました。


MFさんのシステムのうち、下流は大きく変わっていないようでした。HELICON 400 MK2、L-509X、そしてHugo2は健在です。機器の変化点はPCオーディオ回りに集約されます。諸事情によりDirettaの核心部分の写真をアップすることはできませんが、Roonで再生して、LANケーブルで音楽を伝送する、とご理解ください。Hugo2はLAN-DACではないので、その前段でUSBに変換します。再生ソフトは、昨夏がfoobar2000でした。その後、Roon+HQ Playerとなり、MFオーディオとして展開されたのは周知の通りです。今回はHQ Playerは使っていないとのことです。



最上流部になります。ここに写っているPCは3台でしょうか?再生用、音源格納用のPCは私でもすぐに理解できます。これに馴染みの無い、バッファーPCが加わっています。Roonの再生に関わるようです。同じRoonでも、追求する音のレベルによって使い方が変わるとか・・・・。無線LANの親機-子機の接近配置、音源のバッテリー化、数10mオーダーのLANケーブルの利用などの拘りは、従来通りです。直近の変化点では、Core i9プロセッサーが利用できるようになったことも挙げられていました。MFさんのPCオーディオ道は尽きません。


HELICON 400 MK2の平行配置は変わっていませんが、位置が前回より内側に寄っています。下流の変化点はこれくらいでしょうか。この1年強、やはりPCオーディオの追求に時間を割かれていたのだと想像します。



この日は、とにかくDirretaに浸る・・・がテーマでした。敢えて曲を絞り、繰り返し聴かせていただきました。当方が用意したのは、昭和歌謡とクラシックの室内楽半々です。
・アサイラム(中森明菜)
・初恋(三田寛子)
・冬物語(由紀さおり)
・ハイドン弦楽四重奏第75番、第1楽章(アルバン・ベルク四重奏団)
・スカルラッティ、ピアノソナタK.20(ポゴレリチ)
・モーツァルト、ヴァイオリンソナタ第28番、第2楽章(デュメイ/ピリス)
あたりが主だった曲です。

家庭内LANへの接続の有無、バッテリー電源の使用有無、送信タイミング、バッファーPCの有無等を変えながらの進行となりました。最初の(最も悪いと思われる)条件でも、ポゴレリチのピアノの高音の伸びに、目(耳?)を見張る場面がありました。挨拶としては十分過ぎる挨拶でした。その後、各種条件を変えていくと、音が悪化することはなく、第一印象の良さが継続します。とりわけ、私が一番変化が大きいと感じたのは、バッファーPCの有無でした。昭和のアイドルの血色が良くなりました。音の粒が立ち、広がりも増して、何でもござれ状態となりました。

最後にMFさんのリファレンス音源やお手持ち音源を聴かせていただきました。まだ片鱗しか聴けていないかも知れませんが、初Direttaは素晴らしい音だと思いました。勿論、Direttaさえ入れれば単純に上がりではないことも、実感しました。この点では従来のPCオーディオと変わりありません。PCの頭数、バッテリー電源などを揃えると、現状は大がかりになってしまいます。まだ変化代の大きい世界だと思いますので、今後の動向に注目していくこととします。広く普及しているUSBオーディオと上手く融合して欲しい、というのがファイル再生ファンとしての希望です。

拙宅は依然、UPnPでLinuxと、MFさんとは別の世界でやっています。Direttaの持ち込み試聴は可能とのことですので、是非、お願いしたいところです。現システムの問題点なども見ていただこうかと思います。師走まで間がありますが、よろしくお願いします。MFさん、台風直後にもかかわらず、初Direttaの場を設定いただき、ありがとうございました。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もう2年経つんですね! (MF)
2019-10-25 00:27:53
デスクトップPC3台は懐かしいですね(笑)
この時に今使っているバッテリーってすでに売ってたんですよ!
しかしPCの消費電力が大きくて実用使用には使えなかったですね。
2年でこれだけのハードウェアの進歩ですから、常識なんてあっという間にひっくり返ってしまいますよ(笑)
ですからこの分野でオーディオ用途ですと、メーカーさんは大きな投資をして専用筐体やパーツ開発には相当なリスクが生じますね。
あっという間に型遅れになってしまいますから。
今はもう専用ケースなんて作ろうと思いませんよ(笑)

Direttaは優れた伝送であって、Direttaで伝送する上流の質が出音に大きく影響をするデモを行いました。
自宅でお聴き頂くと、さらに情報量の多さにきっと驚かれると思いますよ!

それではお伺いできる日を楽しみにしていますね!

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2年は長いですね (横浜のvafan)
2019-10-25 20:46:20
先日はDirretaを初めて聴くことができました。ありがとうございました。

タワー3台を持ち運びしたのが懐かしいです。2年で常識が変わるとなると・・・なかなか落ち着きませんね。処理能力が上がる一方で消費電力が下がるわけですから、音的にも気になります。MFさんの行きつく先、注目しています。

まずは最低限のコンパクトなDirettaが、拙宅でどういう風に聴こえるか?から、入りたいと思います。
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