珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

レコードを洗う

2014-01-05 11:17:33 | オーディオ
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。9連休、やはり終わってみると早いものです。正月気分にもピリオドを打って、明日からは切り替えです。初詣はこのところ、地元の神社で済ませています。一時は川崎大師や明治神宮にも行っていたのですが、混雑のない参拝もいいものです。スタートダッシュを誓った方も多いでしょう。毎年恒例ではありますが、年末年始のこの時期、気分一新できるのはいい風習だと思っています。写真は1月2日の散歩からのワンショットです。横浜方面は9日間、天候に恵まれました。丹沢山塊は、年末最終週の低気圧による雪がまだ残っています。


久々にアナログの話題です。年末に神保町で中古レコードを購入したことは記事にしました。レコードの洗浄については、アナログ誌でも盛んに特集されていますから、アナログを楽しんでいる方は、それぞれの方法で取り組んでいることでしょう。いずれ洗浄機でも購入しようかと漠然と考えていましたが、価格もピンキリです。中堅のアンプ並みの高級品もあって、価格相応の効果があるのだろうか?なんて考えていました。所有しているレコードの枚数で割ると、現実的でない洗浄単価に呆れました。結局、落ち着いたのはアルカリ水で洗って、水で流して乾燥させる、極めてシンプルな方法です。

この方法を採用するきっかけは、昨年7月のKYLYN(キリン)さん宅訪問です。赤霧島を気分よくいただいていたとは言え、あまりのダストノイズの少なさに驚きました。こちらが洗浄ツールです。電解アルカリ水もしくはアルカリ性の洗剤を使います。お笑い番組「アメトーク」で、掃除大好き芸人という企画があり、その中でも電解水が紹介されていました。歯ブラシは極細のデンターシステマです。水洗いの際、レーベルを保護する必要があります。これには専用のカバーをトークシステムより購入しました。レーベルカバーは割高感はありますが、洗浄機に比べるとずっと投資は抑えられます。


最初使っていた電解水が無くなったので、現在はこちらのシンプルグリーンを使っています。アルカリ性である点は、電解水と共通です。写真は原液で、実際は水に薄めて使います(電解水の入れ物は吹き付けるのに便利ですので、そのまま使っています)。用途をレコード洗浄に限ると、使い切るのは相当先になるので、家庭での利用と併用です。家族からすればレコードを台所で洗うこと自体、不思議な行為に思えるでしょうが、せめてものフォローということで。シンプルグリーンは使い始めてまだ日が浅いですが、電解水と効果の差はないようです。


岩崎宏美『すみれ色の涙から』を洗ってみます。レーベルカバーをつけたところです。


シンプルグリーンを片面に散布したところです。私は隙間がなくなるまでたっぷり塗っています。汚れをうき立たせる効果もあるようなので、しばらく待った後、デンターシステマで磨きます。レーベールカバーを着けると手放しでも水平置きができます。グリップ部分を回しながらデンターシステマで溝を掻きます。磨き終わったらあとは水でバシャバシャと流します。一応、水道水を避けて、浄水器を経た水で流しています。しっかり洗剤を落とすため、デンターシステマはここでも使います。


最後は乾燥です。水滴は事前にビスコ(定番のクリーニング液とセットで使う、使い捨ての布です)で拭います。今回の方式を採用することにより、クリーニング液:バランスウォッシャーは不要になってしまいました。この後、1日レコードを立てかけて乾かします。結局、洗浄液をつけて、擦って、流して、乾燥させるという、洗浄機がやっていることを手でやってるだけなんですね。今までやってきた範囲では、今回の方法がベストです。手持ちのレコードを一通り洗うつもりでいます。


このアルバムは、各方面から提供された楽曲を宏美さんの歌唱力を通じて楽しむ作品です。「さよならをするために」目当てで買ったのですが、同じB面に「夢で逢えたら」が入っていました。ちょうどレコードを買った日が30日で、大瀧さんの訃報を聞いたのは大晦日でした。私が大瀧さんの存在を知ったのは、80年代に入ってからで、はっぴいえんど時代の活躍は存じ上げません。「さらばシベリア鉄道」「風立ちぬ」「冬のリビィエラ」「熱き心に」「探偵物語」など、どちらかというと提供された曲を通じて間接的に接してきました。楽曲はずっと残ることを感じながら、この年末年始はこれらの曲をよく聴きました。


今年も週1回程度の更新になりますが、コンスタントに記事をアップできればと思います。
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