11月最終土曜日の27日、ハンコックさんのお宅を訪問しました。午前中の多摩方面での用事を終えて、横浜には新宿経由で向かいました。横浜線や南武線で南下するより、その方が早いのです。新宿湘南ラインのホームで相鉄に乗り入れる海老名行の電車を見かけました。先日、免許更新で二俣川に行った際にも、逆にJRの車両を見かけて不思議な感覚となったばかりです。こういった違和感は、年と共に薄れていくことでしょう。最寄り駅に早めに着いて待っていると、ハンコックさんが迎えに来られました。
今回はカジュアルなオフ会というお話でしたが、実際はかなり調整をされていたのではないかと思われます。音も音楽も両方楽しませていただきました。前回訪問は7月でした。やけに暑い日だったことを憶えています。この時はOさん製作のDACを聴くことがメインでした。その後、拙宅にも同じDACを導入することになりました。経緯はブログに記載の通りです。一方のアナログは、カートリッジに問題があり、その後立て直しをされたようです。これまでのサウンド交流通り、デジタル、アナログの順番で聴かせていただきました。
Oさん製作のDACは、リスポジのすぐ前にセットされています。再生はノートPC上のfoobar2000で行いました。前回は、ラズパイでの再生が中心でしたが、PCでの再生が巻き返したようです。ハンコックさんはDDCにもご感心がある様子でした。拙宅で使っているSingxer社のSU-2の持ち込みを、事前に相談されました。他のシステムで効果を確認する貴重な機会ですので、二つ返事で了解した次第です。なおウィルソンのSPはWatt3(上部の角錐)のみ、すなわち2WAYスピーカーで聴くこととなりました。
アナログでは盤の違いによる音の違いが話題になりますが、CDでも同じことは起こりえます。クラシックではCD黎明期のドイツ盤が知られていますが、POPSの世界でも音の違いはあるようです。総じて、80年代に作られた盤の方が、90年代以降の再発盤より、自然で聴きやすい印象を持ちました。音の差と盤を入手する手間を天秤にかけると、私の腰は重いのですが、ハンコックさんは積極的に集められているようです。最初に入手する場合、あるいは特別に思い入れがある音源については、私も拘ってみようと思いました。
耳タコのビリージョエルの「The Stranger」とカーペンターズの「Rainydays and Mondays 」。チューバホーンさんのお宅でも何度か聴かせていただきました。音の違いは明白です。「The Stranger」はイントロのピアノ、口笛から音の深み違います。あとは値段との相談です(苦笑)。
ハンコックさんの主戦場であるジャズでも、盤違いを聴かせていただきました。ジャズの場合、元の録音は遥かに昔ですので、こちらは編集の違いを聴くこととなります。リー・モーガン「Candy」は、盤違いでトランペットの定位が異なりました。発売の古い日本盤の方が自然、といった話が出ました。
後半はアナログです。コルトレーン、タビー・ヘイズ 等ハンコックさん自慢のコレクションより選曲いただきました。アナログ良かったです。ジャズのモノラル音源は、モノラルであることを忘れさせるくらいの、広がりが出ていました。モノラル音源は少なくなかったはずですが、ずっとステレオ音源を聴いている感覚でした。リファレンス曲「悲しいほどお天気」も過去最高と申し上げました。以前、レコード再生を録音したDSD音源を聴いたことがありますが、調整されたアナログの方が鮮度で勝ります。演奏と声、沁みました。
最後に再びデジタルに戻り、持ち込みのDDCの効果を確認することなりました。PCからUSBケーブルで受けた信号をDDコンバートし、I2S信号をHDMIケーブルでDACに送ります。全般的にストレスが無くなり、音の座りが良くなるように感じました。ハンコックさんもDDC利用の優位性を再確認されたようです(前は別メーカーのDDC)。持ち込み企画は危険とも言われますが、買う前に確認できるというメリットもあります。ハンコックさんの今後のデジタルの方向も注目していきたいと思います。
ハンコックさん、お世話になりました。カジュアルという触れ込みでしたが、丁寧な音のおもてなしを、いただいた気分です。おやつ休憩の杏仁豆腐も美味しかったです。こちらは家族へも還元させていただきます。今度は、新生DACを聴いていただきたいのですが、コロナの様子を見ながら相談させて下さい。
田園良かったですよ。国内盤のクラシックは音がイマイチなイメージがあったので、意外でした。音場はちゃんと広がってましたし、楽曲の良さを再認識しました。実はこれも、同じ盤を入手中です(笑)。
「恋人よ」はこれまで聴いてきた音源より、しっとりした感じがありました。到着が楽しみです。
五輪真弓入手されましたか。
あれ、音なかなかよかったですよね。
oさんDACを調整した環境であれば、
あのCDの音をアナログで超えるは簡単ではないことは、vafanさんもご承知の通りかと思っています。
アナログだからCDなんてとナメテかかっていた昔が恥ずかしいです(笑)...
それから、拙宅では音場も出ていましたか?
oさんDACに変えてからは、以前のDACに比べ、
更に音場は出るようになったと思っているのですが。ワルターの盤でどのように御感じになられたのか興味がありますね。
このあたりはまた今度お話させて下さい。
オフ会で疲れさせてしまったようで、すみません。OさんのDAC導入が、アナログの後押しとなったようですね。デジタルとアナログの切磋琢磨、私も見習わねばなりません。私も遅ればせながら、○○○刻印の五輪真弓を手に入れました!次回拙宅オフでかけたいと思います。
今回も全身全霊で挑ませて頂きましたが、
前日までダメダメな音で、
当日どうなることかと思いました。
しかし、なんとか、あそこまでは調整できました。
調整の模様は当ブログにて書いた通りです。
オフ会翌日以降放心状態になるくらい疲れましたが、
その甲斐があって良かったです。
oさんのDAC導入で、デジタルが良くなったので、
アナログの音がイマイチということが分かり、
何とかしないとなあと思いながら取り組んできましたが、
結果を出せたようで良かったです。
また遊んで下さい。