今年前半は、山の企画の大半が雨で流れて、なかなか山に登れませんでした。8月には北アルプスの立山が控えているので、前もって負荷をかけておきたいと思っていました。3連休の中日、猛暑でしたが地元の大山に登ってきました。熱中症リスクもありましたが、何もしないで北アルプスの登るのも無茶です。過去にも北アルプスの毛勝山に備えて、真夏の大倉尾根(丹沢)をやりました。大山の標高は約1250mですから、気温も30℃前後だろうと割り切りました。登山道はさほどではなかったですが、林道、車道は応えました。
ルートはいくつか考えられましたが、日向薬師から入ることにしました。日向薬師の標高が150mですので、1100mアップとなります。九十九曲と呼ばれるジグザクの坂を上っていきます。幸い、樹林帯なので、直射日光はほぼ遮られます。まずは見晴台まで一踏ん張りです。
九十九曲を過ぎると、やがて阿夫利神社(下社)が見えてきました。神社の標高は約700mです。
見晴台から見上げる大山です。休憩用のベンチ、テーブルがあるものの、さすがに炎天下では誰も使いません。私も木陰で、休憩をとりました。九十九曲ではほとんど人と合いませんでしたが、見晴台を過ぎてからは、けっこうな人とすれ違いました。大抵の人は阿夫利神社から登り、見晴台に下りてくるようです。
大山は、神奈川のあちらこちらからシンボリックに見えます。逆に、大山からは県内を見渡せる、ことになります。高度を上げると、眼下に相模平野が広がりました。江の島や三浦半島を確認できます。ここまで来ると、山頂も近いです。下から吹き上げる風に力を貰い、先へ進みます。
大山の山頂より。前回の大山登山は2020年の1月でした。中国で新型コロナが話題になり始めたものの、その後のパンデミックを想像できなかった頃です。早3年が経過し日常が戻りましたが、相手も依然しぶといですね。富士山、丹沢を確認して、軽い昼食をとりました。
大山からの下りにて。小田原方面です。真鶴半島、さらには伊豆半島が見えています。
帰りは日向薬師ではなく広沢寺温泉方面へ下ることとしました。2017年の登山で利用したルートです。このルートは人が少なく、大山を独占できる感覚になるのが、気に入っています。高度を下げるに連れて、気温が上がるのには閉口しましたが、一気に下りました。
登山道の終点、不動尻です。ここで沢と出会います。汗だくの身体を、冷たい清流で冷やしました。夏の登山に欠かせないシーンです。もっともこれで終了ではなく、バス停までの長い車道歩きが待っています。日向の暑さは半端なく、バス停への道のりが過去の記憶以上に長く感じられました。
4月以来、山に登れていなかったので、多少のキツさも感じました。もう少し負荷をかけてもいいと感じました。あと1回くらいトレーニング登山を入れて、本番に備えたいと思います。
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