予想通り、2月は駆け足で過ぎてしまい三寒四温の時期となりました。オーディオの方は、もっぱら復活したプリアンプのエージングに勤しんでいます(笑)。久々に音楽の話題です。普段聴きの半分弱がクラシックで、残りをジャズと洋邦のポップスで分け合うスタイルになって、かなり年数が経ちました。勿論、一口にクラシックといっても、ジャンルや皆さんの好みは様々です。幅広く楽しめる境地はまだ見えてきません。そんな中、再生頻度が高いのはピアノソナタです。一時期よく聴いていたピアノ協奏曲を上回るほどになりました。
ピアノソナタだけでも、時代や国を跨ぐと選択肢は随分と広がります。モーツァルトから時代を下るのか、遡るのか、当初は風まかせ気分でしたが、相変わらずバロック~古典の範囲でとどまっています。ピアノソナタに限れば、ベートーヴェンやシューベルトより、ハイドンやスカルラッティを好みますので、時間軸を遡る傾向が出てきたのかも知れません。ポップス同様に、曲が短く、メロディが親しみやすい点が選択の理由になっています。録音も良くオーディオ目線でも使っている3枚を、モーツァルトを起点に紹介します。
拙宅でCDの数が多いピアニストはピリスです。その多くがモーツァルトのピアノソナタ集です。2年前のGRFさん宅訪問時に、紹介いただき、まとめ買いしまた。とりわけ、第5番(K.283)をよく聴いています。明るく軽やかな旋律が印象的です。ピアノ特有のきらびやかさ、透明感、余韻、低音部の沈み込み、をしっかり引き出せているか、チェック用として使っています。第5番以外ですと第8番(K.310)もよく聴きます。数少ない短調のピアノソナタで、特に第1楽章のドラマチックな展開が好きです。震災前のグリモーのコンサートが、聴くきっかけとなりました。
ハイドンはチェロ協奏曲を聴くことが多かったのですが、風向きを変えてくれたのが、1年半前のpat_mthny7205さん宅のオフ会でした。グールドのピアノソナタをご紹介いただきました。同じものをそのまま、でもよかったのですが、できれば腰を据えて様々な曲を聴きたいと思っていました。いろいろ調べているうちにブレンデルの4枚組のCDセットに行きつきました。ハイドンのピアノソナタに派手さはありませんが、時折ハッとする旋律も仕込まれていて嵌りつつあります。影のある作品ですが、第34番の第1、第3楽章をよく聴いています。
最後はバロックのスカルラッティです。スカルラッティには古典派とバロックの狭間に存在するイメージがありましたが、生まれはバッハやヘンデルと同じ1685年なのですね。バロック期、ピアノは発展途上だったと思いますが、スカルラッティの曲自体はピアノとの相性が良いです。私の愛聴盤はポゴレリッチで、全編、ピアノの1音1音が消える様が美しいです。神保町の中古CD屋で偶々手にした外国盤がヘビーローテーションとなりました。冒頭のK.20、ラストのK.380は親しみやすい旋律で、こちらもリファレンスとしても使っています。
ピアノは単独だけでなく、他の楽器や歌の伴奏にも使われます。ある方は、歌曲の伴奏をオーディオチェックに使われていると聞きました。ピアノが冴えると音楽全体が冴えるは、言えるように思います。オーディオ道における尽きない課題なのかも知れません。いい加減、時代を下りなさい、との声も聞こえてきそうです。曲が長くなり複雑化しますが、ベートーヴェン(特に後期)、シューベルト、ショパンあたりは、じっくり向き合って聴きたいと思っています。
ピアノソナタだけでも、時代や国を跨ぐと選択肢は随分と広がります。モーツァルトから時代を下るのか、遡るのか、当初は風まかせ気分でしたが、相変わらずバロック~古典の範囲でとどまっています。ピアノソナタに限れば、ベートーヴェンやシューベルトより、ハイドンやスカルラッティを好みますので、時間軸を遡る傾向が出てきたのかも知れません。ポップス同様に、曲が短く、メロディが親しみやすい点が選択の理由になっています。録音も良くオーディオ目線でも使っている3枚を、モーツァルトを起点に紹介します。
拙宅でCDの数が多いピアニストはピリスです。その多くがモーツァルトのピアノソナタ集です。2年前のGRFさん宅訪問時に、紹介いただき、まとめ買いしまた。とりわけ、第5番(K.283)をよく聴いています。明るく軽やかな旋律が印象的です。ピアノ特有のきらびやかさ、透明感、余韻、低音部の沈み込み、をしっかり引き出せているか、チェック用として使っています。第5番以外ですと第8番(K.310)もよく聴きます。数少ない短調のピアノソナタで、特に第1楽章のドラマチックな展開が好きです。震災前のグリモーのコンサートが、聴くきっかけとなりました。
ハイドンはチェロ協奏曲を聴くことが多かったのですが、風向きを変えてくれたのが、1年半前のpat_mthny7205さん宅のオフ会でした。グールドのピアノソナタをご紹介いただきました。同じものをそのまま、でもよかったのですが、できれば腰を据えて様々な曲を聴きたいと思っていました。いろいろ調べているうちにブレンデルの4枚組のCDセットに行きつきました。ハイドンのピアノソナタに派手さはありませんが、時折ハッとする旋律も仕込まれていて嵌りつつあります。影のある作品ですが、第34番の第1、第3楽章をよく聴いています。
最後はバロックのスカルラッティです。スカルラッティには古典派とバロックの狭間に存在するイメージがありましたが、生まれはバッハやヘンデルと同じ1685年なのですね。バロック期、ピアノは発展途上だったと思いますが、スカルラッティの曲自体はピアノとの相性が良いです。私の愛聴盤はポゴレリッチで、全編、ピアノの1音1音が消える様が美しいです。神保町の中古CD屋で偶々手にした外国盤がヘビーローテーションとなりました。冒頭のK.20、ラストのK.380は親しみやすい旋律で、こちらもリファレンスとしても使っています。
ピアノは単独だけでなく、他の楽器や歌の伴奏にも使われます。ある方は、歌曲の伴奏をオーディオチェックに使われていると聞きました。ピアノが冴えると音楽全体が冴えるは、言えるように思います。オーディオ道における尽きない課題なのかも知れません。いい加減、時代を下りなさい、との声も聞こえてきそうです。曲が長くなり複雑化しますが、ベートーヴェン(特に後期)、シューベルト、ショパンあたりは、じっくり向き合って聴きたいと思っています。
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