10月半ば、有給休暇を2日取って、家内と上田・軽井沢方面へ行ってきました。両日とも好天に恵まれ、初秋の長野を楽しんできました。北陸新幹線でまず向かったのは上田です。上田と言えば真田、真田と言えば池波正太郎です。事前の準備不足で上田城にある市立博物館も、池波正太郎真田太平記館 も休館日でした。それでも上田城址公園は開放されていますし、上田の中心部は徒歩でそこそこ回れます。時間を贅沢に使う、上田滞在を決め込みました。写真は昔の風情の残る北国街道です。
池波正太郎の通った店については、過去の記事でも時々取り上げました。上田にある蕎麦屋の「刀屋」も、以前より行きたかったお店です。11時半頃に着いたのですが、既に店内はいっぱいでした。地元の人半分、観光客半分といった感じです。それでも入口で5分ほど待って、2階の和室へ。ざる蕎麦と天ぷら盛り合わせを注文しました。蕎麦は太めで弾力があって、ボリュームも十分です。男性好みの蕎麦ですね。揚げたての天ぷらは、具が豊富でこちらも美味しくいただきました。
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お腹を満たした後、向かったのは上田城です。天守閣はなく、櫓と門、それにお堀が残っています。上田城址公園として、一般に開放されています。ちなみに2~3mサイズの真田石はこの写真の外にあります。
城内は木々が豊富でした。紅葉は、まだこれからといった感じでしたが、木によって見どころを迎えていました。木々の緑、黄、赤が、秋空の青さに映えます。
上田城の近くにある、県立の進学校、上田高校の正門です。上田高校は上田藩の藩邸だったようで、その名残があります。生徒さんも観光客慣れしているのか、しっかり挨拶いただきました。
お馴染み「みすゞ飴」の本店でお土産を調達した後、上田駅の南側(別所温泉側)に出ました。千曲川を横切るのは、別所温泉行の上田電鉄です。年初の登山で訪れた沓掛温泉もその先にあります。
千曲川の上流方面です。この先、佐久、川上村と遡ると、源流のある甲武信ヶ岳へと到達します。甲武信ヶ岳に登ったのはコロナ初年度の2020年です。その後、何度も感染の波が来るとは想像できませんでした。千曲川と言えば、2019年の台風19号による決壊も記憶に新しいです。日本で開催されたラグビーのワールドカップが盛り上がっていた時期です。何事も無かったような穏やかな表情の千曲川ですが、色んなことが詰まった4年間でした。川は画像奥から手前に向かって流れ、長野を経て新潟へ向かいます。
夕飯はホテル内の和食屋さんにしました。上田の地酒「和田龍」で歩き回った疲れを癒しました。翌日の軽井沢編に続きます。