vagabond moon

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せんせ~い。

2008-07-15 02:39:09 | 人間は考える葦である
大分の教員採用問題。
正直言って何をいまさらである。

俺の田舎では、
先生の息子が教員採用試験を受けて落ちたという話、
旧国鉄職員の息子が国鉄採用試験を受けて落ちたという話、
県庁職員の息子が採用試験を受けて落ちたという話、
あまり聞いたことがない。

それで良いとは思っていない、
が、そういうものだったのだ。

先生のバカ息子が先生になっても、
「ははは、ろくなもんじゃねぇ」
と、住民たちがキチンと判断して付き合っていた。

お上のやることなどハナから信用していない。
腐ったものを食わない知恵があったから、付き合い分けていたのだ。
ロクデナシだと思っていた息子が意外に人情家で、
カタブツの親父より人気を得たりもする。

権威を笑うことこそ市民のパワーである。
先生の半分は素晴らしく、半分はインチキ野郎だった。

食品偽装もおんなじだ。
見極める眼力を人間が無くしつつあることが、いちばん厄介なのだと思う。