八島ビジターセンター

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キシャヤスデ(※虫注意)

2014年09月25日 | Weblog
※今回は(今回も?)苦手なひとがいるかもしれません^^;



うじゃ・・・。壁にたくさん何かがいます。


この虫たち。
なんでしょう。足がたくさんあります。


ヤスデです。おそらく、8年ごとに大発生するというキシャヤスデ。白い体がなんとも不気味。ゆっくりゆっくり動きます。


前回の霧ヶ峰周辺でのキシャヤスデの大発生は2008年だったと思います(たしか・・・)。今年は2014年なので大発生には少し早いかも。でも大量にいるヤスデの中には少々ずれた周期で生きているものもいるかもしれません。



足を多く持ちゆっくりだけど着実に動き大発生するこのヤスデ、好きなひとは多くないかもしれません。大発生時には道を埋めつくすこともあります。足の踏み場もないほど一面キシャヤスデ!笑 ぞっとしてしまう(^^;)

「気持ち悪い」と突き放してしまうのもわかります。

でもヤスデは落ち葉を食べたりして土を豊かにしてくれる役割を担っています。キシャヤスデは孵化してから成虫になるまでの間(7年か8年ということになるのでしょう。)人知れず活動しているのです。


道路が通り、車が発達し、昔に比べ容易に人間が山奥に入ってくるようになりました。霧ヶ峰も草刈りやさまざまな人の関わる歴史があったとはいえ、以前はやはり里からすれば"山奥感"があったのではないでしょうか。
今は里から霧ヶ峰まで車で30分です。ずいぶん身近になりました。
身近になったので、それまで山奥で静かに生きていいた生き物たちに出会う機会が増えたのでしょう。

キシャヤスデもその生き物たちの一つかもしれません。
(昔、キシャヤスデが里の人にどのくらい知られていたかは詳しくないのでおいておきます。大発生時に汽車を止めてしまった話は有名ですし、里の方でも知られていたでしょう。でも汽車が走る前は?近代の変化で人目に触れやすくなったというのはあると思います・・・。)

普通に生きている彼らを理解せずに「気持ち悪い」で突き放してしまうのは、なんだか切ない気がしますね。

そんな気持ちで毎日キシャヤスデを見ています笑


キシャヤスデはムカデではないです。かまないし刺さないし飛び掛かってもこないです。
でも積極的に触らない方がいいみたいですね。はっきりしたことはわかりませんが、調べていくと触ることに関してはあまりいいことは書いてないです。

見つけたら「温かく見守る(触らない)」のが良いでしょう。





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