みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

【開催レポート】第4回気仙沼へジフルさんままつり

2014-11-05 01:02:22 | 料理研究部会のブログ

震災後から始まった,気仙沼ベジフルさんままつりも,今年で第4回目を迎えました。

今年は,3連休の初日の10月11日土曜日に,例年と同じ場所「気仙沼お魚いちば」を会場に開催してきました。今回のテーマは,「おいしい笑顔がつくる輪」。訪れる度に復興が進んでいる事が感じられる気仙沼ですが,それでもまだまだ道のりは遠く思われます。そんな気仙沼から笑顔をつくりたいという想いが込められています。

今回は,料理研究部会を始め,食素材研究部会,産地交流部会,食育部会の4部会合同開催となりました。今年も多彩なブースで来場者の笑顔をみることができました。それぞれのコーナーの様子を紹介していきます。

一階会場では,恒例のさんま炭火焼きの無料お振る舞いの他,「お野菜縁日」を行いました。

◆お野菜縁


お野菜縁日 時間前から気付くとオープンを待つお客様の列ができていました。 わな投げもベジフルフィッシングも南三陸や地元のきゅうりやトマト、ピーマン、珍しいマクワウリなど、どちらも新鮮なお野菜が使われました。欲しい景品を定めるとみなさん、息を止めて?釣り針をうごかし、フックを目指して釣り針にかけていました。大物を釣り上げた皆さんは一様に満足そうな顔でした。(担当 産地交流部会 渡辺さん)

その他,JA南三陸さんの直売コーナーや,キッズ野菜ソムリエによる「餅巻き」も大好評。

販売ブースでは,今年も野菜ソムリエが考案した「ベジフルさんまつみれ汁」の販売が行われ,今年はエスニック風のつみれ汁でしたが,早々に完売していました。

 

◆ベジフル体験カフェ

今年も盛りだくさんのコーナーを展開しました。その一部をご紹介します。

まずは今年初のベジフルアートin気仙沼コーナーです。

  「お絵 かきコーナー」には50人近く の方々に参加していただきました。小学生 の兄弟2人でと か、親子3人でとかの参加が多く、お友達と一緒のご年配の方は「絵を 描くなんて懐かしいね」と言いながら楽しそうに描いていました。「さんまと野菜」という事でモデルはテーブルの中央に、一階でたくさんの方々にもお振る 舞いされていた「炭火焼さんま」と「気仙沼茶豆や宮城県産野菜」を並べました。

 香ばし く焼けたさんま、カラフルなパプリカ、ピーマン、かぼちゃと形が面白く て可愛いミニトマト、しいたけ、レンコンなど色鉛筆やクレヨンで描きは じめると,みなさんすっかり夢中になって、10分~20分ほど で仕上げていました。○○○○ が嫌いなんだけどと言いながらも,その野菜をじっくり見て描いているうちになんとなく身近に感じられるようです。

 かんたんレシピをお話すると「今度作ってみるね」と言われたり、野菜の美味しさを伝える良い機会だったと思います。(担当 食育部会 阿部さん)

つづいて,最近はやりの大根おろしアート体験コーナーです。


焼きさんまの側に欠かせないのが大根おろし!その大根おろしが可愛いキャラクターだったら、食卓の話題も弾みますよね♪♪♪…ということで、食素材研究部会の企画は大根おろしアートのワークショップです。
大根おろしで形を作り、のりやゴマ、人参、キュウリなどを使ってネコや雪だるまに仕上げていきます。お子様からキャラ弁作りで鍛えられて主婦の方まで、約25名の皆さんが挑戦してくれました。皆さんの独創性に驚かされることも多く、大根おろしをシャリに見立てた握り寿司も登場しました。
ぜひご自宅でも、大根おろしアートで楽しい食卓を演出してもらいたいと思います。(担当 食素材研究部会 成田さん)

こちらは,本当に多くのキャラクターがアートされていました。宮城県のゆるきゃら「むすび丸」や,気仙沼の「ほやボーヤ」,そしてなんとふなっしーまで。ちょっとした作品展でした。

今年から人気のポップチョコベジ。なんと,気仙沼観洋の女将さんまで応援に駆けつけてくれました。

そして,今や気仙沼のブランド野菜「気仙沼茶豆」のPRコーナーでは,気仙沼茶豆を使ったスイーツの試食が行われました。

クイズに回答するともらえるスイーツコーナーはパン部と焼き菓子部に分かれ、共通の気仙沼茶豆の他、リンゴと小松菜という題材で100食分,事前に調理たものを試食としレシピとともに提供しました。連休初日とあってあちこちでイベントが行われており、去年よりは人の出入りが少なかったようですが、地元のちびっ子や関東からいらしたという元気なおばさま達とたいへん盛り上がったベジフルカフェでした。(担当 料理研究部会 八巻さん)

その他,恒例となりましたJA南三陸の三浦課長さんのおもしろおかしい「気仙沼茶豆」のお話と豪華景品があたる気仙沼茶豆クイズ大会とベジフルカフェの会場は熱気につつまれ大盛り上がりでした。

今年の「気仙沼ベジフルさんままつり」は,初の4部会合同開催となり,各部会のみなさんの御協力のもと,24名の参加により無事開催することができました。第四回大会を終えて,早いもので震災から4年近くが経過とする中,訪れた気仙沼は,震災前に比べるとまだまだで復興途中ではありますが,それでも,かさ上げ工事も本格化し,町には昨年なかった新しい建物も建ちはじめ,着実に復興が進んでいる様子が見て取れました。

 阿部長商店さんからは,来年は第五回記念大会ですね!とのお話もいただきました。是非来年もこの気仙沼で,ベジフルさんままつりを継続的に開催していきたいと思います。

 1日も早く復興が成し遂げられますよう,心から祈りながら,我々自身も来年の開催を楽しみにしていたきいと思います。

 最後に,阿部長商店さんをはじめ,協賛,後援,協力をいただいた多くの皆様,そしてスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。(料理研究部会 関口)

 

 

 

 

 

 

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