『その後の俳句ポストのある電車』
松山滞在二日目、快晴。昼間、用事で松山市駅まで出かけた。
行き交う路面電車は松山の風物詩ながらこのところ車両の更新が進み昭和生まれのアナログカーは急速に数を減らしている感じ。立ち寄るたびに21世紀生まれのデジタルカーが幅を効かせるように。
珍しく今日はアナログカーが大挙してこの界隈を行き来している。たまたまこの時間帯にこの付近に集まったのかもしれないが・・・。
行きはデパートや銀行などに立ち寄りながら大街道と銀天街のアーケード街を繋いで松山市駅まで。しっかりとコーヒーもセラヴィでゲット。
帰りは路面電車で。
この街の典型的な「歩き方」に片道が徒歩、片道を路面電車というのがある。どこまで乗っても180円。コロナで便数が減ったままだがそれでも主なところまで4〜5分ごとに出てる。
ちょうど停まっていたのは21世紀生まれどころか今年導入されたデジタルカー。行き先はJR松山駅方面なので次の電車だな、と、そこへアナログカーがやって来た。70番台トップの70号。
僕らが小学校の頃に入った軽量型車両(車番で言うと62〜69、70〜78)と呼ばれるもの。重厚な50番台、60番台に続いてついにこの70番台もデジタルカーへと置き換わる時代に。
一旦到着ブースに引き上げて
こちらが出発すると折り返して来る。
松山市駅前は数年後には整備されるようで今は道路の真ん中にある市電乗り場を駅側に寄せて郊外線からの乗り換えを便利にするのだとか。そうなると現在地下街から繋がる乗り換え口はどうなるのだろう?
この緑色の車内色、意外と好きだったんだけどなぁ。
昭和40年代の電車の車内色ってこの色が多かった。今は白色が主流、その前は木製。だから明るい未来を照らす高度成長期文化の賜物だと思う。
で、
ちゃんとあります。この車両には。
少し前までは全車両に備わっていた松山独特の文化。
電車の中で俳句を捻る人がどれだけいるのだろう?と思いもしたけど、無くならないというのはちゃんとニーズに適っているのだろう。
他の街にこんな文化は無いよ。
これはこの電鉄(伊予鉄道)の所有物ではなく松山市の所有物だそうな。
良くも悪くも、こういう文化をさりげなくアピールすると観光客にもウケるんじゃないかな。
トラベル雑誌や旅番組でここが紹介されることは多いが、今まで一度もこの俳句ポストに注目したものを見たことがない。
やるならもっと上手に、面白味を含めてアピールすべきだ。
無理やり作った景観よりも、他には無いものをもっと生かすべきだと思う。
事実、ネットでも投句できるようになっているのだけど、それではどこにでもある何かと変わらない。実物があるうちにやるべきだと思うな。
というのも、勢力を伸ばしつつあるデジタルカー(21世紀生まれから名付けた2100型、最近増えた5000型)にはこの俳句ポストが取り付けられていない。取り付けたくとも車両の設計上スペースが無いのが現実。
昭和のあの時代の「ゆとり」はツーマン運転(運転士と車掌が乗務)という時代を反映した設計だったからというもの。なので今となっては「ゆとり」ということにしておきましょう。
しかし今日は6:4でアナログカーが目立つ松山界隈でした。
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Coming Soon!
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2023年5月18日(木)湘南・茅ヶ崎「Storyville」
18:30開場/19:00開演
Majestic Colors Trio
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)
MC 4400円 + od
問い・予約 0467-91-9604
ACCESS:茅ヶ崎駅南口から徒歩1分
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【最新プロデュース・アルバム】
2023年1月25日発売!
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Piano : 雨宮彩葉 Bass : 鉄井孝司 Drums : 小田桐和寛
■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン】
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
それでは今日も楽しい一日を!
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (5月13日~5月19日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 5:00〜6:00 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜24:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■日曜 24:30〜25:00
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“散歩の風景 夏から秋”
『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)
演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)
首都圏以外の方はこちらの「エムキャス」で全国からスマホやパソコンでリアルタイムにお楽しみいただけます。
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昨夏からこちらにブログお引越し。のんびりとやっております。