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「10年間、暗殺目的で製造、備蓄」と英外相「プーチン大統領が決断の可能性」

2018-03-19 13:39:38 | 国際情勢


【ロンドン=岡部伸】英南部ソールズベリーでロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐(66)らが神経剤で襲撃された事件で、ジョンソン英外相は18日、英BBC放送の番組で、「ロシアが過去10年間、暗殺目的で神経剤をいかに使用するか研究し、(大佐襲事件で使われた神経剤)『ノビチョク』を製造、備蓄してきたことを示す証拠がある」と述べた。

 またジョンソン氏は16日、ロシアが襲撃事件に関与した重要証拠があるとしたうえで、“凶器”となった神経剤の使用は「プーチン大統領が決断した可能性が非常に高い」と明言しており、在英外交筋によると、英政府は、英国秘密情報部(SIS、通称MI6)など諜報機関が収集したインテリジェンスを元にロシアが国家レベルで関与した国家テロとの疑いを強め、異例の強硬姿勢で非難している。ジョンソン氏の発言はロシア関与の主張をさら強めた形だ。

 これに対してモスクワからの報道によると、ロシア側は「ロシアは昨年9月に全ての化学兵器を廃棄した。(事件で使われたとされる神経剤「ノビチョク」のような)物質は持っていない」(プーチン大統領)と関与を否定している。

 このため英政府は、19日英国に入る化学兵器禁止機関(OPCW)=本部オランダ・ハーグ=の専門家チームの調査にロンドン警視庁など警察当局や英防衛科学技術研究機関が協力し解明を急ぐ。

 事件馬場で採取する神経剤のサンプルは国際的な第三者研究機関に送られる。分析には少なくとも2週間を要するという。



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