STEP BY STEP

リウマチでも一歩一歩ゆっくりでもいいんじゃない?アクテムラ再開。ビオラなりに感じたことを発信しています。

東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~

2006年05月06日 | 読書
本屋大賞受賞のベストセラー。
司書さんが「久々に泣けてしまった~」って言うオススメの本だった
ので、すぐさま読んでみた。
タイミングよく、「母の日」近し!と言うことで。
 
オトン不在の中で母子家庭(実際は両親は別れてはいないが、
別居生活)育った主人公ボクが 育っていく中でつかんだものは
何か?
型破りのオトンが時々現れては、また話を展開させていく。
成長したボクが癌に侵さたオカンと一緒に住む決意をし
最後を看取っていく 過程を書いたものだけど、ここまで
母親への思いをありのままに語った本はあるだろうか?と
思った。ユーモアもあり、それでいて押し付けがなく
じわじわ感動させてくれる感じとでも言ったらいいのか・・・

自分のことはつつましくしても、常にオカンは息子のために
惜しむことなく愛情を注ぎながらも、苦境を苦境とも思わず
跳ね返して生きてきたオカンの一生は、幸せだったと思える。

オカンに、母を重ねてみてしまう部分が何度かあった。
それでも、何故だか涙は出て来なかったのは、母親の
立場で読んでいない(・・・って言うか、読めないんだけど^^;)
からかもしれない・・・・。
”お母さん”も”そうでない人”も一読の価値あり
コメント
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