○五体俳句593・肌3・伊藤康江01・2022-07-25(月)
○「夜の秋や手熨斗にたたむ肌のもの」(『伊藤康江集』2006)(伊藤康江01)
○季語(夜の秋・晩夏)(「→俳人協会・今日の一句:2019年07月」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】「手熨斗てのし」とは、アイロンなどを用いず手で衣類などのしわを伸ばすこと。まだ暑い明日も汗を吸い取ってくれる肌着。丹念に畳む心の清々しさ。
○伊藤康江(いとうやすえ)
○好きな一句「小声には小ごゑに応ふ月見草」02
○季語(月見草・晩夏)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)
【Profile】:1941年大阪府出身、東京都世田谷区在住。1980年「畦」入会、1982年「畦」同人。「畦」新人賞、青眼賞(主宰奨励賞)、青嵐賞受賞。1997年→上田五千石師逝去により「畦」終刊。2000年「萌」入会同人。2002年「萌」賞受賞。2015年「萌」(→三田きえ子主宰)副主宰。
歯車の音無き茶室灯涼し