●特集俳句0171・数詞の一(いち)010・小糸のぶ01・2014-04-26(土)
○「帰り咲くただ一輪の白躑躅」『わが歳月』(1995)(小糸のぶ01)
季語(躑躅・春)
「数詞の一」の最終回です。躑躅はかたまって咲く花です。燃えるような赤躑躅ではなく清楚な白躑躅。その中の一輪に目がとまっています。懐かしい人の面影が帰ってきたような白さです。
○小糸のぶ(こいとのぶ)(1905~1995)
代表句「テイタイム雀隠れに雀来て」(同上)02季語
(雀隠れ・春)
静岡県生まれ。小説家。恋愛通俗小説を書いた。「おもかげ」で直木賞候補。俳句は→上田五千石に師事。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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