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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●技法俳句068・比喩(直喩)=ごとく012・岡田日郎・2011-12-30

2011-12-30 00:00:35 | 特集俳句

○技法俳句068・比喩(直喩)=ごとく012・岡田日郎・2011-12-30

○「雪原に月光充ちて無きごとし」(『氷輪』1974)(岡田日郎01)

○季語(雪原・冬)

【鑑賞】:月光が雪原に射しています。月光が雪原をくまなく照らすので、月光の光が無くなったかのようです。「飽和」の瞬間の「無」はいろんなところにあるような気がします。

 

岡田日郎(おかだにちお)(1932~2022)

○好きな一句「雪嶺の中まぼろしの一雪嶺」(『氷輪』1974)02

○季語(雪嶺・冬)

【Profile】:1932年東京都大森生まれ。1948年→福田蓼汀主宰「山火」に出会い、1952年より編集に携わる。蓼汀没後の1988年から「山火」を主宰。1992年句集「連嶺」で第32回俳人協会賞。深田久弥の「日本百名山」を完登した山岳俳人。俳人協会理事・俳句文学館図書室長。


岡田日郎掲載句
03空の瑠璃竜胆の瑠璃みちのくぞ(竜胆・仲秋)〈色彩551・瑠璃色4〉2021/10/6

03雪渓の水汲みに出る星の中(『水晶』1967)(雪渓・晩夏)〈特集658・天体俳句2-2星〉2024/7/26


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