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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■色彩俳句519「春雨濃しいのちあるものなきものに」(『風の記憶』2002)(冨岡夜詩彦)

2021-02-24 04:56:00 | 色彩俳句

○色彩俳句519・濃色8・冨岡夜詩彦01・2021-02-24(水)
○「春雨濃しいのちあるものなきものに」(『風の記憶』2002)(冨岡夜詩彦01)
○季語(春雨・三春)(「→下倉の穆園日記」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:色彩の「濃さ」というより密度の濃さであろう。春の雨は命のあるもの、命のないものを問わず万物に降っているのだ。


冨岡夜詩彦(とみおかよしひこ)(1931~2009)
○好きな一句「病む母に山河深々たる暮雪」02
○季語(暮雪・晩冬)(「二十世紀名句手帖①愛と死の夜想曲」より引用)

【Profile】:宮崎県出身。→野見山朱鳥に師事。「」「椎の実」「」同人。


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