●色彩俳句0282・心象色09・菅原多つを01・2016-06-08(水)
○「一炊の夢の色ともねぶの花」(菅原多つを01)
○季語(ねぶの花・夏) 「いっすいのゆめのいろともねぶのはな」(→「現代俳句データベース」より引用)【→色彩俳句-索引01・色彩俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:「一炊の夢」とは人生の栄華のはかないことの例え。淡紅の刷毛のような美しい「→合歓の花」は、儚い夢の色のようです。
●菅原多つを(すがわらたつを)(1929~2011)
○好きな一句「盆花火一つ常夜の谿の村」(『千曳』2013)02
○季語(盆花火・秋) 「ぼんはなびひとつとこよのたにのむら」(→「河北新報」より引用)
【Profile】:岩手県北上市出身。長く中学の教職を勤めた。→山口青邨に師事。北上市の日本現代詩歌文学館にある青邨旧居「雑草園」の移設から実現まで関わった。「尾根」「樹氷」同人。俳句会「北炎会」主宰。岩手県俳人協会長。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます