神楽(かぐら)というのは神を迎えたり、災難や厄のお祓いをしたり、神とともに楽しんだりするために神前に奉納する雅楽(ががく)のことで、平安初期の歴史書に初見されるらしい。宮中での御神楽(みかぐら)平安後期に出現、日本各地にそれぞれの地域独自の神楽が形成されている。
今回の九博は福岡、大分、宮崎3県、東九州の神楽の紹介イベント。少々涼しくなったと思い、折り畳み自転車を引っ張り出し、運動をかねて10時過ぎ九博に向かう。しかし失敗だったね、暑い。汗だくで九博に11時ごろ到着。開演11時20分、受付にいくとなんと座席指定。ほとんどが埋まっていた。
写真はOKらしいがフラッシュだめ、通路だめ、立ち上がっての撮影ダメとの注意書き。ちょうど撮影コーナーの前が空いていたのでそこを確保、立ち上がっても後は大丈夫そう。
午前中は大分の庄内神楽、福岡の京築神楽、午後は2時半からエントランスで宮崎の諸塚神楽となってる。
ちょっと時間があったので調達してきたおにぎりを一つ、そとにでて腹ごしらえ。11時20分、大分県福岡事務所長の挨拶。11時半最初の演目、貴見城(きけんじょう)。
大分県由布市に伝わる庄内神楽。勇壮かつ滑稽味と豪快な太鼓が特徴という櫟木神楽(いちぎ)座、幅広い年齢層の座員で構成されなかなかのものであった。中身は海彦山彦を題材にしたもの。
二つ目の演目は綱御崎(つなみさき)。行橋の稲童神楽保存会(京築神楽)が演じる。五穀豊穣を願う神楽。
三つめは戸前神楽(とのまえかぐら)。おなじみの岩戸神楽を苅田町の南原神楽講が演じる。アマテラスオオミノカミが弟のスサノオノミコトの悪行を恐れ天の岩戸に閉じこもる神話。
日本最初のストリップショウが岩戸の前で演じられ、顔をのぞかしたその一瞬にタジカラノミコトが怪力で岩戸を開ける話。何回もみている神楽なので後半、そとにでて休憩、残りのおにぎりを食す。秋晴れのいい日和。
四つ目の演目は「日割(ひわり)」。再度、荘内神楽、櫟木神楽座が演じる。中国易経のなかから取題。1年を365日、四季を五等分に日割りする暦づくりの舞。
演台が低いため写真は立ち上がっても前列の観衆の頭がはいってダメですね。四苦八苦して撮りはしましたがなかなかね。
禁止されていた通路といっても壁側の通路にへばりついておじさんが写真を撮ってました。ひとりだけ。スタッフも暗黙の了解か?仕方ない人はどこにもいますね。
天満宮におりて梅が枝餅を買って再度、九博に戻る。
エントランスでの諸塚神楽(宮崎県)の最初の天神という演目(南川神楽保存会が実演。)を観て、帰還。
今日も頑張って勉強しましたね。お疲れさん。