フウランが甘い香りを放ち始めました。
今年は花数がも多く美しく咲いています。
木斛の太い幹に着生させているのですが、長く太い根が伸びています。
ちょっと心配なことがあります。
先日、木斛についたウメノキゴケやノキシノブを取り除いたことです。
苔の層が分厚く樹の表面を覆っていたことが、フウランにとって良い環境だったのでは?
木斛の樹の肌は固くて滑らかだから、着生には向いていないようなのです。
松の木のような凹凸のある樹肌が過ごしやすいでしょうね。
幹が美しくなり、フウランの存在を目立たせているのは嬉しいのですが、
これからの暑い日々に耐えられるでしょうか?
松、杉、マキなどフウランに向いた樹が庭にいろいろありますが、
わが家で一番長生きしているこの木斛にこだわっているのです。
森の中に自生しているフウランは暑い陽射しが苦手、
ときどき木漏日が差す木斛のアクセサリーみたいな風情が好きなんです。