ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

淋しい真夜中

2021-08-22 03:55:04 | エッセー

 もうしばらく友人達に会っていない。最近時々夜中に目覚めて眠れない。

私の年齢になると亡くなる人も多く、昔の友人達は何人かいるが、私は変

わっているのかも知れないが、みんな年齢なりにコンサバティブだ。

 誰かと思いきりおしゃべりしたい、夫は認知症なので日常会話はできるが

ふかい会話はできない。元々人間大好きで陽気、「三つ子の魂百まで」と

言うが、生育時の影響で専門用語で表現すると「見捨てられ不安」と

「幼形成熟」だ。

 自分が知りたくて心理学にのめりこみ、さまざまな精神的な勉強もした

けど、基本は孤独に弱い。そのため夫に長生きして欲しいと思うのも事実だ。

 若い頃に壮絶な孤独感のため、色々な本を読み漁り、こんな言葉に出合った。

「同床異夢」「二人でも一人、一人でもひとり、人間生ずるも死せるも

みな一人なり」でも、頭では理解していても、感情はついてこない。

 一人でいても淋しくない人は羨ましい、生来の性格と育成時の影響は、一生

変われないが、それをコントロールしつつ、今も生きている。

 今一番欲しいのはメール友達かも知れない。

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