ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

初めて見た同類 「男性物音恐怖症」?

2017-03-11 07:23:26 | エッセー
 昨日バスに乗っていたら「バタン」と大きな音がして、私は椅子から飛び
上がった。何だろうと前の方を見ると、横の優先席に座っていた高齢女性
の杖が倒れたようだ。その女性はその正面に座っていた40歳代位に見える
男性に「ゴメンナサイ痛かったでしょう」と、しきりに謝っていた。
 するとその人は「大丈夫です、僕にはあたらないし痛くないですから」
でも誰が見ても、相当動揺しているようなので、その女性は、倒れた杖が
ぶつかったのではと思ったようだ。もしかしたらこの男性は、私と同じで
こんな病名があるかどうか分からないが「物音恐怖症」ではないかと思った。

 元々幼い頃から臆病だったが、私がこうなったのは、中学生の15歳の時
「精神的なショック」が原因だと思っている。
 それは突然聞こえる物音に、異常に過敏で飛び上がったり、悲鳴を上げたり
心臓がドキドキするのだ。その時の精神状態にもよるが、例えばクシャミ、携帯
などでも飛び上がるので、「ゴメンナサイ」と謝らしたりすることもある。
 そのため他人に迷惑をかけるので、自分でも本当に困るが、瞬時なのでコント
ロールすることはできない。でも女性だからまだ良いが、これが男性だったら
かなり大変だと思う。仕事中にそんな状態が起きたら、他人はきっと「弱虫」
などと言われるかも知れない。私は女性だから「私は物音に異常に過敏で、すぐに
驚くので、ごめんなさい」と平気で言えるが、もしそうだとしたら、男性は誰
にでもそれを開示できるだろうか?次の停留所で降りすたすた歩く男性を
見ながら考えたが、私のこの「心のくせ」は一生治らないのだと思った。
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