VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

逗子文化の会に大友直人氏

2008年04月29日 | 湘南・逗子の暮らし
4月2日に[逗子の文化をつなぎ、広め、深める会](略称[逗子文化の会])がNPO法人として登記され
お披露目、総会に続いてカルチャー・フォーラムが逗子市の新宿会館で開催された。

逗子市の「まちづくり基本計画」案策定の市民会議に関わった方などが中心となって設立され、田中尚武さんが理事長に就任された。
   ご縁で私も会員に。 
 
失いつつあった風土、歴史的遺産、人的資産を生かしたまちづくりを、つなぎ止め、その豊かさを後世に残して行こうという取組み。
文化事業の推進、市民の文化活動への支援、行政や市民に対する文化政策の提言・提案等の活動を通じて、それを推進してゆく。

総会後、活動事業の一つ「カルチャー・フォーラム」の第1回を、指揮者の大友直人氏をお招きし「地域と音楽文化」を語って頂いた。
大友氏は東京交響楽団の常任指揮者や東京文化会館音楽監督などを務められる大物指揮者。
こんな小さな公民館に来て、数十名を前にお話頂くなんて・・・その理由は、義父がこの会の理事でもある長島孝一さん!
  お嬢様夫妻と長島氏

大友氏は東京生まれであるが、奥様の実家、長島邸で10日間ほど夏を過ごされた機会に、本当の逗子の素晴らしさを知ったと。
多い年で170-180回もコンサートがあるという指揮者の活動裏話を語って下さった。

最近は演奏会に来るお客様の行動が変わってきたと実感されているというお話は、
都心の有名ホールに出なくても地元ホールで鑑賞される方々が増え、地方で成功しているコンサートの事例であった。
立地やハコではなく運営次第であると、我々地元で文化活動を盛り上げてゆこうとする者にエールを送って頂いた。

また公的な文化支援が乏しい日本の現状を紹介され、地域で音楽家を育てる環境づくりも必要と。
GW前、恒例となった東京国際フォーラムでの指揮も控え超多忙な中、我々に文化の香りを運んで下さった。


さて[文化の会]は今後、このようなカルチャー・フォーラムや神奈川県「邸園文化圏再生構想」イベントへの参加に向け活動、
その先は文化ポータルサイトのみならず文芸誌の発行まで視野に入っているようだ!?

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