子供の頃、父とお風呂に入った時の事。
愛用のシャンプーで我々子供たちの髪を洗ってくれるのだが、
『トニックシャンプーは目に入ると目が潰れるからなっ!
いいか!
もういいぞって言うまで、絶対に目を開けるなよっ!!』
と警告をしてからシャンプーを始めるのであった。
我々姉弟はその父の剣幕にビビりまくる。
頭皮に感じるそのヒンヤリとした感触が更に恐怖を助長するので、
力の限りに目を閉じてシャンプーが流されるのをじっと待ったものだw
今日仕事を終えて家に帰り、シャワーを浴びていたら愛用のシャンプーが切れていたので、仕方なく旦那のシャンプーを拝借。
頭皮に感じるヒンヤリとした感触と
鼻に抜けるメントールの香りが、そんな父との記憶を甦らせた。
目が潰れるとか…
ウソばっかりだったな(笑)
子供に痛い思いをさせないようにと、不器用ながらも父なりの対策だったんだろうと思うとなんだか可笑しくなる。
いつか老いた父のシャンプーをする日が来たら同じ台詞を言おう。
絶対に目を開けるなよ!!!
目が潰れるぞっw
ちなみに父の髪はもうほとんどないw
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