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urban life

三国志とまぼろしの邪馬台国

2008-08-17 01:07:46 | 映画

◆◇◆出ましたね  "MovieWalker "サイトの先取り作品(10月以降)に→ こちら
(まだ期待度投票が出来ませんが・・)
レッドクリフ(字幕版)
...トニー・レオン×金城武共演、ジョン・ウー監督で三国志演義を映画化.. 11/01(土)
◆レッドクリフ(日本語吹替版)  「NEW」
...トニー・レオン×金城武共演、ジョン・ウー監督で三国志演義を映画化.. 11/01(土)
下の方に..
K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝
金城武、松たか子、仲村トオル共演で北村想の小説を映画化..01月
....日本語吹替版も別立てに上映するのは良いかもです。映画を吹替版で観るってTVくらいしかなかったけど、今回は日本語吹替版スクリーンも覗いてみようと思っています。字幕を追わず、しっかりと金城武孔明やトニー周瑜を見たいから・・。

◆ところで、先取り作品(10月以降)の《レッドクリフ》(字幕版)のひとつ上に《まぼろしの邪馬台国 》(吉永小百合、竹中直人出演)が同日に封切りで紹介されています。・・これは軽い驚き! まぼろしの邪馬台国と三国志(赤壁)が並んで紹介されるなんて・・! 縁というか、何というか。・・縁でしょう!

◆はるか昔の大陸で、曹操や劉備や孫権が天下統一の野望を持ち命掛けて戦っていた三国時代、わが日本は・・弥生時代(←まぼろしの邪馬台国のころ)でした。まだ文字もなく、中国の歴史書などでしかそのころの日本を現したものがないのよ。このころの倭人(日本人)は、竪穴式住居に住み、体に入れ墨をし、布を体に巻き付けただけのシンプルスタイル。静岡県の登呂遺跡には水田あとが残っていたから、稲作の技術はすでにあったらしいけど、魚や野菜などを手で食べるなど、超ロハスだったらしい。・・今こんなことが分かるのも、三国志の中の"魏志倭人伝”の記述があったればこそなのです。

◆三国志の"魏志倭人伝"(正式には、三国志魏書東夷伝倭人伝)によると、その頃の倭国(日本)は百余りの小国が分立する動乱の時代で、その中でも最も力があったのが邪馬台国女王卑弥呼さん。彼女は巫女さんだから占いで神の御告げを施し、国を治めていました。卑弥呼さんは、先進国の国を後盾にして政治的優位に立とうとしていたらしい・・。一方、国も国の後方に位置する(と思われていた)国を味方につけておく事で国を牽制する目論みだったのだろうと..。邪馬台国の卑弥呼が魏国に使者を送り、"親魏倭王"の金印や絹織物などのプレゼントを頂戴したのは、三国志の英雄の一人、曹操の子の子の子(つまり曾孫)の曹芳が魏の明帝に即位したあとのことでしたが...。

◆中国の史書(小説・三国志演義ではなく・・)によれば、曹操は文化人としての才能を持つ詩人で、実際りっぱな詩をいくつも残しているし、周瑜も水軍を指揮するなど優れた指揮官だったし、諸葛孔明は軍師としてより政治家として、より優れていたらしい。諸葛孔明が発明したといわれるものが残っていることなどを知るにつけ、このころの日本は比べようもない後進国(というより、中国の文化が突出していた)、例えば、ローマではキリスト教の迫害が激しくなったころなのだが・・。

....そんな国がどうやって、あの優雅な源氏物語の時代につながっていくのか、日本の歴史にもいまさら興味が沸いてきている今日この頃・・・。

◆金城武クンが《レッドクリフ》(三国志/赤壁)の諸葛亮(孔明)役で出演してくれたお蔭で、(遥か昔に確か習ったはずの)歴史のおさらいをするはめになり、いつもとかなり違う楽しみ方をさせていただいておりますです。これは多分、中国本土でも、その他の国々でも起こっているであろう現象では・・?

◆何にせよ、ジョン・ウー監督の《レッドクリフ》が早く観たいものです。


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