────────────────────
今週採り上げる新種牡馬はスニッツェル
────────────────────
現役時の成績は15戦7勝
スプリント戦を中心に活躍し、豪州G1オークレイプレートを勝っている
デインヒル系の快速血統で、08年産はシャトル供用時の産駒となっている
まず、ノーザンファーム事務局長・中尾義信さんに産駒全体の印象をうかがった
「短いところからマイルあたりに向きそうなのは、馬体からも感じられます。長所としては、節々がしっかりしていて、丈夫そう。調教も順調に進んでいる馬が多いですね」
その調教ではどのような動きを見せているのだろうか
「余裕のある大きな動きをしています。ムラのない走りですし、バランスがいいですね。父の現役時の走りは見たことがないので、競馬にいってその走りがどう活かされるかは走ってみないとわかりませんが、反面、その未知の部分もすごく楽しみなところだと思います」
それでは、中尾さんからうかがった注目の産駒を1頭ご紹介しよう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_uma.gif)
牝、父スニッツェル、母父コマンダーインチーフ、鹿毛、4月22日生まれ
岡厩舎育成、栗東・宮本厩舎予定
【昨年11月の牧場見学時】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/eb/7fba3319e1ea4193c480fd7691d46e25.jpg)
「周回コース1800mと毎日坂路でハロン17秒。週に2回はハロン16秒までやっています。こちらに来た時は500キロを上回る馬体重がありましたが、今は470キロ台。それでも牝馬としては大きいほうですね。父の影響が大きく出ているのでしょう。ノーザンファームの牝馬はほとんどそうなのですが、扱いやすい素直な性格で、調教も順調です。乗り手の話ではバランスのいいキャンターをするようですね。完歩が大きい割りに捌きは速く、距離的には短いところからマイルが守備範囲となりそうです。夏から秋のデビューを目標に乗り込み、これから汗をかく暖かい時期になれば幅も出てくるでしょう。父も幅があり、見栄えのする馬。大型の短距離馬で日本にはいないタイプなので、どんな馬に成長するか楽しみです」
タイキナタリーは以前、出資検討馬として牧場見学してきた仔ですが、資金難から08年産はあきらめましたので、もしどなたかこの仔のことを気に入ってくれた方がいたら、是非もらってあげてくださいね(ただし出資の決断は自己責任でお願いします)