転職を決意した人の中には、転職エージェントを利用する人もいるだろう。転職エージェントを利用すると、多くの場合は専任のキャリアアドバイザーがつく。
キャリアアドバイザーは色々な会社の採用担当者との間に太いパイプをもっていることが多い。採用担当者と密に連絡を取り、実際の会社の風土や有給取得率など、数字では見えにくい部分での情報を聞き出して、転職希望者に教えてくれることがある。
また過去にも同じ会社に転職希望者を紹介し、就職させていることもあるだろう。その場合は面接の回数や内容についてもある程度情報を知っている。
転職活動は、思い描いていたようにうまく進まないこともしばしば起こる。その場合は、対象とする業種の範囲を広げたり、休日などの条件を緩めたりすると転職活動のゴールが見えやすくはなるものだ。
しかし自分が許容できる領域は個々によって異なる。キャリアアドバイザーは様々な転職希望者と接してきており、データとしても感覚としても転職活動の落としどころをわかっていることが多い。一人でなやまず、キャリアアドバイザーに相談すれば解決できるかもしれない。
メールでの報告や相談以外にも、キャリアアドバイザーとは面談を行うことができる。オフィスは大きな駅からそう離れていないビルにあることが多く、夜の遅い時間帯でも対応してもらえることもある。訪問が難しい場合は電話面談も可能だ。
面談で自分の考えや気持ちをキャリアアドバイザーに直接話すことで、自分の欠点に気づけることもある。逆に、家族でも気づけないような長所を教えてもらえることもある。面談の後、足取りが軽くなる転職希望者は多い。
その他、面接の対策や提出書類の書き方、志望動機のポイントなども教えてくれる。キャリアアドバイザーとは、転職を成功させるために重要なことを教えてくれる心強い味方といえるだろう。
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