市原市が誇る貴重な歴史文化遺産である上総国分尼寺跡。
今日はこちらを舞台に開かれたコンサートに行ってきました。
この場所が舞台になるなんて・・・おそらく初めてではないでしょうか。
コンテンポラリーダンスから始まって、本格的な能舞からエレクトーン伴奏に乗せた能舞、
クラシック歌手による和洋取り混ぜた選曲の歌唱と、バラエティに富んだ構成。
これがまた上総国分尼寺跡回廊の歴史的な趣と相まって、独特の世界観を醸し出していました。
最後に、市内の小学生や市原市合唱連盟の皆さんが登場し、
クラシック歌手・坂下忠広さんと聴衆も一緒に、市民歌『海幸誇る』の大合唱。
いや~、感激しました!!
まさに市制施行60周年に相応しいプログラムでした。
企画・主催は、市原市在住のエレクトーン奏者、本間樺代子さん。
18年前に市原市に越してきたばかりの頃、
堂々とした朱塗りの上総国分尼寺跡回廊を見て以来、ずっと温めていた企画だったのだそうです。
素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。
上総国分尼寺は歴史文化遺産ですから、利用にあたっては様々制約やご意見もあるとは思いますが、
私は今回のようなイベントが改めてその価値を再認識する機会になるのであれば、
大いに良いのではないかと思います。
実際私も、市役所から徒歩圏内でありながら、今日訪れたのは本当に何年ぶりかでした(^^ゞ
コンサートが終わる頃には日が暮れて、幻想的に浮かび上がる回廊にもまたウットリ。