市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

児童家庭支援センターとは?

2020-08-05 | 子ども
児童家庭支援センター
児童福祉に関する施設ということは想像できますが・・・実際には知らない方がほとんどだと思います。

主に児童虐待や家庭の問題について相談を受けたり、市町村や児童相談所と連携して必要な支援を行うことができる民間の機関。
1997年に制度化され、県や政令市の認可を受けて、現在千葉県内では12カ所あります。
もちろん(?)、市原市内にはまだありません。

パンフレットより。

レッドゾーンが直ちに児童相談所の介入が必要などの深刻な(要保護)ケース。
ブルーゾーンが、通常の子育て支援でフォローできるケース。
中間に位置するイエローゾーンが、丁寧な個別支援が必要なケース。

児童家庭支援センターのミッションは、主にこのイエローゾーンの家庭にアプローチして、レッドゾーンへの転化を防いだり、保護された子どもの地域生活を支えたりする(レッドゾーンからの回復)ことです。

今回市内で明るみになった乳児衰弱死事件では、行政側のミスや組織的な問題が次々と明らかになりました。
現在、市は第3者委員会による検証を行っているところですが、これはこれとして、一方で私は「役所の限界」もあるのではと感じています。
民間ならではのセンス、スキル、フットワークを上手く生かすことができれば、市原市の児童福祉政策はもっと良くなるのではないでしょうか。

そんな想いもあって、今日は、木更津市内で児童家庭支援センター・児童養護施設・母子生活支援施設などを運営する「社会福祉法人 一粒会」の宇田川正男さんをお招きして、取り組みの実際をお聞きしました。




「対面支援へのコロナの影響は??」「市原市の虐待死事件をどう見る??」
そんな質問にも丁寧に答えてくださった宇田川さん。
児童福祉への想いがひしひしと伝わってきます。
この間の議会質問の前に聞いておけばよかったと悔やむくらい(苦笑)、参考になりました!

児童福祉の分野は奥が深いものですね。
外国人親子への支援や里親制度など、まだまだお聞きしたいことがたくさん!
また第2弾を企画せねば・・・。


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