市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市原市の児童発達支援について

2020-10-02 | 障がい者
前回チラッとご紹介したリニューアル版広報誌、もうご覧になったでしょうか?
月1回になった分、なかなか読みごたえがありますね。

私のおすすめの一つは、P10~の市原市発達支援センターの紹介記事。こんなにじっくり取り上げられたのは珍しいのでは?これもリニューアルのおかげでしょう。
同センターは、主に発達が心配な幼児に関する相談を受けたり、療育を提供したりする機関です。
多くの市民には、普段あまりなじみのない施設だと思います。

市原市の児童発達支援の充実強化については、もうこれまで本当にしつこいくらい議会で取り上げてきましたので、、
市内の児童発達支援の現状について、以前調べたデータです。
分かりやすいように、すごくザックリですが・・・

市原市は1学年あたり平均約2000名の幼児がいます(この数値は毎年どんどん減ってはいますが)。
そのうち、発達に何らかの障害を抱えている幼児は、推定約180名。1割弱ですね。意外に多いでしょう?
一方で、市原市発達支援センターで支援を受けられている子どもは、約60名です。
では残りの約120名は?というと、
民間の発達支援事業所(市外・県外を含む)を利用していると思われる子どもが約40名。
従って、約80名の幼児が「ほとんど支援を受けられていない」のです。

この10月から、法律上では市原市発達支援センターは、地域の中核施設として一層の充実が求められ、民間事業者との連携ネットワークの中心的な存在にならなければならないことになりました。
現状のキャパの範囲で受け入れている幼児以外の幼児一人一人にも、必要な支援サービスがきちんと届けられるように努める必要があると思います。
そのためには民間との連携は当然必要でしょう。

昨日、牛久にある「のぞみサポートセンター市原」を森山さんと視察しました。




4名くらいの小グループごとに、スタッフの方が子どもの興味を引くようゲームや体を使った遊びを行っていました。
どの子も目が輝いていて楽しそう!
大人の語りかけを座ってちゃんと集中して聞いている様子にとても驚きました。
このような民間施設の存在は、本当に心強い限りです。


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