先日首里城に行った時、
系図座前で琉舞の鑑賞ができる「舞への誘い」がお休みでした。
そう言えば訪れたのは平日だったからな…。
「舞への誘い」がお休みの時は
いつもは舞台になっている部分に
机が置かれて広々休憩スペースに★
ではせっかくなので系図座について。
近世琉球にも「身分」がありました。
大きく分けると2つ。
士族と、百姓。
(士族は方言で「サムレー」と言ったりしますが
その実態はいわゆる日本の「武士」「侍」とは違います)
では士族と百姓はどうやって区別がついているかというと、
「家譜(=先祖代々の系図+履歴)」の有無です。
この家譜を持っている者は士族(系持ち)。
なければ百姓(無系)。
なんと単純明快。
しかしそれだけにこの家譜は王府で厳重に管理・チェックされていました。
この家譜、つまり系図を扱う部署が
「系図座」というわけなんですね。
↑過去撮影の下之御庭。右から「広福門」「系図座」「首里森御嶽」奥が「京の内」
テンペストでは
‘それほど重要な部署ではない’
って書かれているけど、
いやいや、めっちゃ重要な部署でしょうよ
「国」で、これだけしっかり管理していたお陰か(?)
このような系図やルーツを調べられる
「門中事典」とか「士族門中家譜」なる本もあります。
(普通に本屋さんや図書館にもあります)
見てみると、結構面白いですよ。
家に代々の「系図」があるという方、
もしかしたら琉球王国時代「士族」だったかもしれませんね
参/「琉球王朝のすべて」(喜納大作・上里隆史著/河出書房新社)
ちなみにワタシんとこは無系(´ε`)
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「護佐丸伝」、こっちの公共図書館にあった(!)
これ借りるために、今日初めて行ってカードも作ってきました。
よし、今度はもっとちゃんと読もう(笑)