そらの日記3

HACHI

今日は宮崎もとっても寒い一日。ソファーで寝ちょったら、テレビで「HACHI」をやっちょったので始めから終わりまで全部見ちゃった。主役は、わたちと同じわんこ(秋田犬)だったの。しかし、場所は遠く、外国でのお話じゃったけんど、お話の内容は、日本の「忠犬ハチ公物語」の外国版だったのよ。<あらすじ>とある鉄道の駅で、後ほどご主人さまになる人にたまたま拾われ、飼い主を探したけんどわからんかったかい、拾ってくれたご主人さまのお家に住まわせてくれることになったの。名前の「HACHI」は、首輪に日本語の数字の「八」って書いてあったかい、ご主人さまが「HACHI」ってつけてくれたの。HACHIはご主人さまの家族に受け入れられて毎日楽しく過ごしてたの。毎朝、ご主人さまが駅から汽車でお仕事に出かける時、HACHIは、毎日、ご主人様さまを駅までお見送りに行って、自分でお家まで帰ってきたの。そして、夕方5時頃にご主人さまが汽車で駅に帰って来るので、必ず、お出迎えに行くの。それが毎日の日課なの。ご主人さまやご家族だけでなく、いつしか駅を利用する人たちの間で「賢いHACHIね」とみんなに可愛がられていったの。ところが、ある日、突然、HACHIがご主人さまを送っていく素振りを見せないで吠えるの。「今日は行かないで!」って、HACHIは何やら訴える様子。ご主人さまは「どうしたのかな?おかしいな?」と首をかしげながらもいつものように駅まで一人で歩いて行ったの。そこでHACHIは出かけたご主人さまのあとをすぐに追って、駅まで走って行って、ご主人さまに寸前で会えたのよ。ご主人さまは、遅れて付いてきてくれたHACHIを抱いてとても喜んでくれたの。しかし、でもそれが悲しいことに、優しいご主人さまとの最後の別れになるとは。きっと、HACHIは予感してたのね~ご主人さまが亡くなった後も、HACHIは毎日、駅にご主人さまをお出迎えに行っていたの。雨の日も雪の日もずぶ濡れになっても。駅員さんやまわりの人たちも、ご主人さまが亡くなって、もうこの世にいないことはみんな知っていたけれど、HACHIは毎日ご主人さまが「いつか帰って来るんじゃないか」と必死に待つHACHIの姿には悲しみを通りこしてみんなに大きな感動を与えたのよ。~とっても悲しいフィナーレは、わたちも身体が感動で震えちゃった~ご主人さま、帰って来て~~~HACHIさんのために~~~

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