*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

妄想

2008年07月11日 | ★I Think・・・

通勤電車は、毎日ほぼ同じ顔ぶれだ。

横並びの座席に、
すごくステキなファッションのキレイなとあるお姉ちゃんと、
ノーメイク、謎のファッション、髪ボサボサ、超絶冴えねぇオタク系お姉ちゃんが

月に一度は隣り合わせで座る。

年も同じくらいで、実に対照的な二人だ。

しかも、オタク系おねえちゃんは
ブックカバーを裏返しにした本にいつも熱中し、
周りを気にすることなくニヘラーと思いッきしニヤけているのだ。

結構シュールだ。

スゲー対極、と思いながらボーとみていると妄想が止まらない。

私には
キレイなほうのおねえちゃんではなく、
この超絶オタク系お姉ちゃんのほうを実にうらやましいと思う
ある理由があった。

女性なら誰しも、ファッションに多少の関心はあろう。
キレイなお姉さんになりたくないという人は少数派であろう。

私とて、おしゃれさんの分類にはほど遠い。
しかし、お出かけファッションには一応の最低ラインがある。

つまり、多くの女性にとって、
このお姉ちゃんのように、
「身なりを超絶に構わず
本に没頭し電車で大胆不敵に怪しくニヤけ続ける」
という行為は、
ファッションをキメるより、断然難易度が高いのであります(女を捨てたオバチャンを除く)。

やってくれと言われても、
やりたくない、というのもまぁあるが、
やってくれと言われても「スマン!私には出来ない!」のであります。

しかし、このお姉ちゃんは、
通常身なり等に割り当てられる脳の領域を、
公衆の面前でキモい行動に走らないよう制御する脳の領域を、


全て違う事に使用しているのだと!

キミの脳はどれだけ知的探求領域が広いのか!
そして、キミがそんなにも大胆になれるのは何故ゆえか。
つーか、キミがそんなにもハマっているその本は何か!!!
たぶんめさめさ面白い本なのであろう。

そんなにもハマっている事があれば
世の女子は、潔く女を捨て、
電車で怪しくニヤけることも可能なのではないか!?

そんな境地に到達できるくらいハマるものがある、
という彼女を、

隣に座っているキレイなお姉ちゃんよりも、

断然うらやましく思う。

以上、全て妄想です。

帰って夫に言うと
「それは単に女としてズボラなだけちゃうのか」と言ってたけど。


スカルと祈り

2008年05月21日 | ★I Think・・・

スカルのリングを購入した。
ずっと探してた。
感覚的にぴたりとフィットするものに出会うまで買わないでいようと思って1年以上経っていた。
今日出会ってしまった。

「黒人も白人もない。
皮を剥いだらみんな同じしゃれこうべじゃないか」

とキース・リチャーズは言った。
ブルースを演奏する白人のキースへの揶揄に対する彼のメッセージだ。

それを音楽雑誌で読んだ時、心が震える思いがした。
そうだ、私たちは しゃれこうべなんだ 

ブルースや、音楽や、人種だけの話ではない。

大きいものから小さいものまで、いろんな差別が存在する。
人種差別、差別、学歴差別から、職業差別、貧富のこと、体が不自由であること、美醜、はたまた片親だとかそんな事まで…


しかしきっとなくすことは出来ない。
人間は、優位に立ちたがる生き物だから。


私事だが、兄弟に障害を持つ者がいる。
教科書や先生が教える「差別はいけない」が、
どれほどに意味のないものであるか、
どれほどに建前でしかないか、
道徳的にふるまう普通に見える人々の中にどれほどの差別心が根付いているかを
私は物心ついてすぐに知る事となる。


しかしまた一方で、深い理解と愛情を示してくれる温かい人間が、
世の中にはたくさんいる。

私がやさぐれずにいられたのは、
そういう人たちの愛のおかげである。

スカル。
キースの記事を読むまで、
ぶっちゃけ、単に形状として興味なかった。
でも。
今では、右手のスカルを見るたびに
心に平穏が訪れる。

風水的には、スカルはとってもバッドなものなんだって(特に女子は)。
でもそんなこと私には関係ない。

だってこんなにも心癒される

そういった事で悲しい思いをしている人がいるなら、
私がかつて世の人々に与えてもらった愛を、

惜しみなく捧げたいと思う。

キリスト教徒が十字架を首から下げるように、
私はこのリングをずーっと身につけていようと思う。

お店に行って、毎回、
「スカルのリング見せてー。イカツイやつはダメよ、目がこわくないヤツね
とか言っていたのだけど、
私が買ったリング、
眉毛が ちょっと 困ったちゃんになってる。


漢検

2008年03月26日 | ★I Think・・・

ここ最近二日連続でロザンの宇治原さんという人をテレビで観た。
京大卒の芸人さんである。
漢字検定の番組だった。

私は漢字検定1級を持っている。
というと、「マジで?イヤイヤ」「ウソやろ?」などと必ずホラ吹き扱いされる。
それはきっと私の普段の知性の無さの賜物であろう。
しかし合格したのは本当だ。18歳の頃。


しかし、昨日
晩ごはんを食べながらテレビの宇治原さんと共に回答に励んだが、

わからんものだらけである!

・・・。

・・・・・・・・・。

なんだか自分が本当にホラ吹きであるかのような気がしてきた。
虚しかった(ToT)

だから私はこのテの番組を見るのがこわい。
今では解けないからだ。

当時の事を思い出す。
問題用紙が配られて試験開始

わかるものから回答していく。
わからないものが多すぎて、あっという間に最後の問題。時間の余ること余ること。

ヒマで仕方ないので、わからない問題を考える。
読み問題は前後の言葉の流れを参照し、強引に読んでしまう。

書く問題は、辺とつくりをバラバラに可能な限り果てしなく組み合わせ(モンタージュ写真作成のノリだ)、
いつかどこかで見たその漢字の形状(というかシルエット)を再現する。

四字熟語問題は、知らないものはいたしかたない。
仕方なく勝手に四字熟語を作成する。

そんな感じでアヤシク合格してしまった。

だから私は昨日漢検1級の問題集を買った。
やはりわからんものがやたら多い。
でも知らない言葉がたくさん載っているので面白い。

いつか、60歳くらいになって、
ボケ防止にもう一度1級を受験してみたら面白いと思う。


面影

2008年02月26日 | ★I Think・・・

3歳からの幼なじみと高島屋へ行った。

一階のコスメ売り場で
美容部員さんにプロメイクをしてもらってる幼なじみの背後をうろつき、
鏡越しになんやかんやチャチャを入れていたのだが。


メイクの出来あがった彼女の顔を鏡越しに見て
「あ、すごくいいね」と言った途端、
3歳の頃の彼女の顔が
鏡の中に重なってしまった
なんでかわからんけど、とっさに。

こんなに大人っぽくキレイになって、
成熟した大人の女の顔なんやけど、
だがしかし3才の時と全く同じ顔や・・・
か、変わってない・・・

そう伝えると彼女はぷりぷりと不満を露わに抗議した。

「えーなんでやさ! メグちゃんこそ幼稚園の頃の顔まんまやん!」


・・・・・。
メグも不満を露わに反論した。

そうです。
私たちは、3歳のムクレまんじゅう幼稚園時代から羽ばたき、
華麗なるメイク技術を駆使し、
自分は大人の女に美しく変貌を遂げたと
信じ込んでいるのです!
(美しさ:あくまで当社比)

「いや、私は子供の頃とは違うで!」
「いや、私こそ違うで!」


と断固として首を横に振り、
ワケのわからない不毛な争いを続けていたが、

このラチのあかない不毛な戦いを結局引き分けということにし、
「いやー思えばキレイになったもんだ」と
自分たちだけで豪語し、
自分たちだけで頷き、
自分たちだけで強引にそういう事にして終了した。


この画像がメグ猫子供時代。

彼女が言うようにこれが現在もまんまならば私は涙を禁じ得ない。


美しいもの

2008年02月10日 | ★I Think・・・

2月9日肉の日。
肉の日ははすばらしい日でした。

これぞ、まさに
ブルーハーツのヒロトが歌うところの「写真には写らない美しさ」やないか!
…というものを目撃してしまいました。

「ドブねずみみたいに 美しくなりーたいー」を人生のサブタイトルに掲げるわたくしにとって、
美しすぎて卒倒しそうでした。

アイツが言ってたことが。

わたしには全く関係ない話やけど、

人間って、

エエトコあるんやなぁ。。。


友達の友達

2007年11月28日 | ★I Think・・・

先日、7年ぶりに辻くんにライブハウスで思いがけず再会した。

辻くんは、わたしの友達A君の元バンドメンバー。
7年前
わたしがギャルバンをやっていたころ
何度か対バンをした。

初めてVOX HALLの楽屋で会った日のこと、今も覚えてる。


「キミがメグミちゃんか。
俺は初対面やけど
キミのこと信頼してんで」と
会うなり辻くんが言った。

突然のことに驚いていると

「だってキミはA君の大事な友達やろ?
A君の友達ならええ人間に決まってるやないか」


と辻くんは笑顔で言った。
あたかも「だって水は酸素と水素から出来ているじゃあないか」というかのような
ごくごく自然な調子で辻君は言ったのだ。。。


友達の友達なら全員を信頼できるか、
は謎につつまれている。

過去にはそうではない事を経験している人も多いであろう。
にもかかわらず、だ。

それでもあえてそう笑顔で言い切れる辻くんとA君の関係が
当時いろんなことがあってすさんでた私には
ものすごく美しいものに思えた。

友達の友達なら信頼できるかどうか、という事よりも、
当たり前やないか、という調子でそう言い切る辻くんとAくんの関係がスバラシイじゃんか!と当時思った。アミーゴ!

実際にそうであるかということではなく
これから、そう思えるような人間づきあいをしていこうと当時思った。

そんで今、7年後の現在。
友達の友達なら信頼するぜ!とは別に日々思って生きてはいない
(単純にそんな発想が頭の中に常にはない)。

でも、改めて思えば、
わたしには今、大事な友達が何人かいるし、
「キミの友達、会うひと会うひとみんなイイ人ばかりやなぁ」
と思うこともしばしばある。

それはすごく幸せなことやと思う。

Aくんと辻くんのバンドはもう6年前に解散してるので、
辻くんに会う事はもうないかもしれないなとずっと思ってた。

「あの時辻くんが言ってたこと、あれから何度も思い出すことがあったよ」って
今度もし再会する事があれば言おうって思ってた。

なのに突然の再会に嬉しくなってワーってしゃべって、
肝心のそれを言わないで帰ってしまったのだ。

電車の中で「しまった!」と気づき、帰って
「もう会う機会なんてないのに、しょーもないことばっかり言ってしまった~アホや」とガックリ報告していると、夫が
「それはきっと、もう一度どっかで会えるってことや。その時に言えってことやで」と言った。

今度こそ会えたら言おう。

すさんでたあの時のわたしに美しいものを見せてくれてありがとう。


アイシテルのサイン~

2007年10月31日 | ★I Think・・・

未来予想図という映画がやってたらしいですね。
映画の内容は知らないけど、ドリカムのあの歌は私も知ってます。

ブレーキランプ5回点滅 アイシテルのサイン~

わたしは自分が車を運転できないので、
車に乗ってるヒトが去り際にパ・パ・パ・パ・パとランプを点滅させたりだとか、
対向車とのすれ違いで待っててくれたときに「プッ」とクラクションを鳴らしたりするのとか、
先に行かせてくれた時に、片手を軽くあげたりとか、

あーいう大人の手馴れた感じのヤツを
やってみたくてしょーがありません。

わたしとベーシストは、
スタジオの帰りにいつもドラムBa'Lの車に乗せていただいてます。

機材を下ろして「バイバイ~」ってお見送りやってる時
走り出したBa'Lの車のランプが
いつもパパパパパって点滅しています。

「あれはアイシテルのサインか?」
「たぶんちがうとおもう」
「何て言ってるんやろう?」
と言いながら

♪ブレーキランプ5回点滅 ブッコロスのサイン~

とふたりで替え歌をうたいながら部屋に帰ります。

Ba'Lはなんて言ってるのかな

ブレーキランプ5回てーんめつー

クルマカエ、のサインー?

メンキョトレ、のサインー?

チャリデコイ、のサインー?


皮を剥げば

2007年09月06日 | ★I Think・・・
キース・リチャーズの指には、
ドクロ(スカル)のごついリングがはまっている。

そのスカルの意味。
かつてローリングストーンズがブルースナンバーを演奏すると、
「白人のくせにブルースやってんじゃねぇよ」
と非難を浴びせられたという。

白人も黒人もねえ!
皮を剥いだらみんな同じしゃれこうべじゃあないか!
という意味で
キースはスカルのリングをしているのだと。

あたしは、最近。
直接遭遇したわけではないけど、
あー人間って、すごく醜い一面を持ってるよな
と、思うある事があった。
詳しくは、ここには、書けない。

去年くらい、女の子のファッションでスカルものが流行ってた。
海外セレブがよく身に付けてた。
スカルって、ロックには馴染みの深いモチーフだけど、
あたしは昔からドクロもの(スカル)が特には好きじゃないし持ってない。

というか、雑誌によく出てくる風水の李家さんて人が、
「ドクロや剥製やドライフラワー、死を連想させるものは恋愛運が下がります!」
って力説しててね、
(単純に、うーんそれは困るねぇ、なんて)。

キースがドクロのリングをしてるのはずっと前から知ってたけど、
その意味をしったのはわりと最近。

あたしは、
ドクロがキライじゃなくなった。
うむ、むしろドクロやぜ!と思った。
皮を剥いだらみんな同じよ。
(なぜそれがわからないんだ?
ほんと、なんでわからないんだ?)

仏教徒がその手に数珠を握るように
キリスト教徒が十字架を胸に下げるように

あたしは心からドクロを身に付けたいと、初めて思った。

シラけたんだわ…

2007年05月08日 | ★I Think・・・

仕事の行き帰りや、外出するとき、
ちょっと変わった人(個性的すぎるヘンなオジサンとか)はいないかなぁと観察しながら歩いてしまう。あたしの趣味。

だが今日は超ダセー奴に会った。

出勤の道、わたしの10mほど前をビジネスマンが歩いていた。
パリっとした男だった。

すると前方から、一目で養護学校の子だとわかる子たちが二人歩いてきた。

さっきまで颯爽と歩いていたビジネスマンは、
急に下卑た様子でその子らをジロジロと眺め出し、
二人がわたしを通り過ぎてからもしつこく何度も振り返ってまでジロジロ眺めていた。

そん時のビジネスマンの顔が
むなしくなるくらい卑しかったんだよな。。。
一体、そんなに、彼らの何を見たいねんビジネス戦士よ。

すぐ後ろを歩いているわたしには、
ビジネスマンのスーツがとても仕立ての良いもので、
靴も合皮じゃないのがわかる。

黒皮のバッグを持つビジネスマンの指に
カルティエのリングがはめられていた。
カルティエの中でもハイクラスなリング。

そのカルティエが目に入り、わたしはめっちゃシラけた気分になった。
そんなのって、超さめる。

アイツにはきっと天使は見えない。
あんなに品性を欠く人間の顔を、私は二度と見たくない。


父とカマンベール

2007年05月06日 | ★I Think・・・


最近親がやさしい。
もともと18歳で家を出たので長く一緒に暮らしてないのだけど、
結婚してからとくに親がやさしい。
食べ物を、いろいろくれたりする。

今回帰ったとき、
父が「買い物行くけどなんか食いたいモンあるか」と言うので

チーズずきの私は
「カマンベールチーズが欲しいです」とリクエスト。

すると父は1個1500円もする外国のカマンベールを4個も買ってきたので仰天!
「雪印のんとかで全然よかったんやでー」というと
「ええんや、食いモンくらい。」と笑う。
そんなの昔はあり得なかった会話。

24歳の時、一度実家に戻ったことがあったけど、
数ヶ月で父親とけんかになり
「そんな奴は出て行け~」とある夜キレられた。
(理由も今ではまったく思い出せない)

「わかった、出て行く」
と勢いで言ってしまった。

翌日、マズイことになったと思ったが、
出て行くと言ってしまったからには出ていかないと。
数日内に引越しを慣行。

その時5月だったので扇風機を持ち出そうとしたら、
「出て行くんなら身ひとつでいけ」的なことを言われ、
たかが扇風機で鬼だねと思ったことだけ覚えている。

んで実家に戻らず今に至る(家族とは仲良しですよ)。

しかし数年前、父が贔屓にしてる先斗町のBARにふたりで行き飲んだが
父がBARのママさんに
「コイツ、ホンマに出て行きよったんや、まさかホンマに出て行くとは思わんやろフツー」などと笑っている。

「私はパパと違って、ことばには責任とるの」とムクレながら言うと
着物の粋なママさんが「あらあら二人とも意地っぱり(^^)」と…。

こっぱずかしいたらありゃしない、
それはまるで「はぐれ刑事純情派」の飲み屋の場面か
すべてのガンコ親父はママさんの前では皆素直になるの法則。

父は皆が知るガンコ者で口が悪く、言葉でズタボロに人を傷つけるが、
その代わり父の肘には今も私が噛み付いた傷が残っているはずだ。

とにかく、そんな調子で物心ついてからずっとあたしたちは来てるので、

それが普通だったから、優しくされるととっても困る!というか戸惑う!
何か違和感がある!
カマンベール1個1500円て!

逆に不安でもある。
そんなに丸くならないでおくれよ、というか、
オジイチャンになってきたのかなぁって。
いつまでもワカラズヤのガンコ親父でいてくれても別に良いのに。

ご近所の学者のオジイチャン先生はウチの父を
「うむ、アレはシャイの一種なんですな」と言う。
シャイな父はカマンベールで気持ちを表すのなり。