さっきyahooのニュースでいじめの克明に記された記事を読み、憤る。
やりきれない。。。
わたしも高校の時にイジメられてたことがある。
小学校から大学まで揃っているカトリックの女子高に、高校から入学したのだが。
中学からエスカレータ式に上がってきた子は「内部生」、
高校から入った子は「外部生」と区別され、その呼び名は卒業まで続く。
当然「内部生」が何かと幅をきかせているのだが、
ひときわ目立つ内部生のコが
近所の男子校のイケメンK君に惚れていた(片思い)
K君と私は中学の同級生だった。ただの元同級生。
そりゃ通学路で会えば「げんき?」と挨拶くらいはする。そっからイジメ突然スタート
上履きは捨てられ、傘は買うたび折られ、
落書きをされ、へんな替え歌を日に何度も歌われ、
食堂に入ったら「出て行け!」とシュプレヒコールが巻き起こる。
始めは
「逆恨みしないでよ!アタシ関係ない!」
と事あるごとに逆ギレしていたが、
いちばん悲しかったのは、
それまで仲のよかった友達が見て見ぬふりを始めたこと。
1対20~30の戦いだった。
校長先生(シスターだ)に「仲良くなさい」と諭されたので、
「この学校はおかしい!なんでやねん」と物申してみたが、
校長シスターは
「キリスト様が見守ってくださいます、そんなすさんだ事を言ってはいけません」
と能天気なことを言う。だめだこりゃ
結局2年以上続いたように思うが、
自殺どころか常に怒っていた。
でも、そのうち違う学校の子とバンドを組んでつるみだしたので、
そうなると放課後命ですから、学校でのいろんなことはどうでもよくなっていった。
そんで私は
「アタシはロッカー
だからアンタらとは違うのね」と
何を間違ったのか不必要に態度がフフンとデカくなり(今思うと笑える)、
そのナメた態度がさらに敵軍の炎をゴォーッとあおり、
イジメがさらにエスカレートするなどという、
ワケのわからないイタチゴッコの日々を繰り返していた。
でもそっからはもうつらくなかった。
イジメがなくなる日など来ない。
現実逃避と言われるかもしれないが、
わたしは、何でもいいから「うっとりと陶酔できるようなこと」を見つけられたら
ずいぶんラクになりそうだと思う。
根本解決ではないけれど、
子供の時は、それが大きな唯一の抜け道になり得る気がしてならない。
そこから、周囲とは一線を画す自分の確固たる価値観の世界がはじまる。
周りの評価なんてどうでもいいと思えたら大丈夫だ。
自分の世界がたとえささやかで、ヘンテコな妄想で出来ていたってかまわない。
各種どんなんでも、アリだ。
先生が助けてくれるだなんて、夢にも思ったことはない。
だから私は、当時も今も、味方してくれなかった友達や校長を恨んではいない。
悲しかったことは事実だが、今でもクラスメイトとの仲は続いている。
友人に至っては
「あの時さー 私がイジメられてんの見て、とばっちりを恐れていつも知らんぷりしてたわねコンニャロめ~(笑)」と抗議しても、
「だってメグさぁ、イジメられる度にすごい勢いでキレてたし、
別に助ける必要ないかなと思って」
などと飄々とぬかす憎めぬ女である。
そして彼女のいうことはやはり概ね事実なのである。