20年来のともだちの
新しいほうのバンドを観に行った。
ともだちは2児のオヤジなのだけれど
なんとそのバンドメンバーをすべて
愛娘の保育園で見つけたらしい。
つまり園児のパパさん×4人のバンドだ。
なんだか最もロックと縁遠そうな感じのする場所で
3人ものメンバーと出会ったなんてすごい
「保育園のパパさんたちのバンド」と聞けば
こどもやママさん受けしそうな
健全な雰囲気の、
笑顔の似合うサワヤカなバンドを
一瞬想像しはしないだろうか?
しかしそんなベタな想像は
案の定ハズレだった。
実際は
「パパさん」という言葉のぜんっぜん似合わん
退廃的でキケンな野郎×4だった
(↑賛辞の言葉であります)
全員体脂肪率低そうで、
シャツのボタンは3つ開け(必須だよね)
笑顔が似合うのではなく
半笑いを浮かべ爆音を奏でる様が
かなり鬼気迫っててブラボーだった。
10代20代の
極限まで身を削ってロックする若きロッカーのギラギラする感じを
そのまんまオヤジにした感じ。
いくら激しい音楽をやっていても
そういう人は、たくさんいそうでなかなかいない。
家庭と仕事とその他いろいろ背負っても
そういられるのって
昔よりよっぽどロックなんじゃねーか、って思うんだわ。
「僕はファーストアルバムずきで。
ファーストアルバムのような気持ち、初期衝動を忘れんよーに生きたいですね」
みたいなことをMCで言ってた。
私も初期衝動ババアになりたいね。