最近、ちょっとうれしいことがありました。
息子が幼い頃
救急車が大好きでした。
救急車を「ピポ」と呼び、
もう少し喋れるようになったら「ちゅーちゅーしゃ」と呼んでいました。
ちゅーちゅー車が通ると
「カッコイイ!」と大騒ぎしていました。
ある日わたしが、こんなことを話したのを覚えています。
救急車はめちゃカッコイイけど、
実は、あの中に乗っている人は、
もれなく死にそうな状態になってる。
ママも救急車に一度だけのったことがあるけど
その時は、いちおう意識はぼんやりあって
このままもう死んでしまうのかなぁとか考えてた。
だから、カッコイイ救急車を見たら
「ガンバレ!生きて帰ってくれ」
ってこころの中で応援してあげてほしいな♡
もうずっと前の話です。
いま息子は、もう母親にかまわれるのを嫌がる歳になり
わりと無口になっています。
先日、息子を車に乗せていたら
救急車のサイレンが近づいてきました。
息子が、後部座席で
「ぜったいに死ぬなよ、生きて帰ってこいよ」
と小さな低い声で言ったのを聞いてしまいました。
覚えてたんだー。
すごく前のことなのに。
子供ってそういうことがあるよね。
わたしも、小さな頃の事、
そんなに記憶が残っていないのに
ある一部分だけを細かく覚えてたりします。
おさない頃、母が
「京都のおんなは、誇りを捨てたらおしまいどっせ」
って言ってたシーンを覚えてます。
あと、「ケチな男はんは、あきまへん」。笑笑