小机城址に行ってきました(2023年6月25日)。前から一度行ってみたいと思っていた小机城址に、ここのところ日曜日のルーチンにしている1万歩ウォーキングの行先として選びました。しかし、家からだと往復2万歩以上歩きそうできついので、新横浜駅から歩きました。小机城址は、「続日本100名城」に選定されていますが、きれいな天守閣があるような城ではありません。戦争のための基地です。「小机城址市民の森」として、保存・整備されています。
新横浜駅から北西を目指して歩きます。鶴見川の支流の鳥山川。
日産スタジアムにつながる歩道。
日産スタジアムは、とにかく大きい。
広場には、子供たちが水遊びできる噴水があります。
さらに歩いていくと、小机城址のある小山が見えてきました。
住宅街を抜けて、ここから山に登ります。
城のすそ野に根古谷というところがあり、城の地図が出ています。このあたりに家臣たちの屋敷があったそうです。室町時代に上杉氏が築城、太田道灌によって一度攻め落とされたのち、小田原北条氏が代々支配したとされています。しかし、第三京浜が城の西側を分断してしまっています。なんでこういうところに道路なんか作るんでしょうね。
さらに上がっていくと、一面が孟宗竹の竹林となっています。
本丸と二の丸の分かれ道で、本丸の方に行きます。
空堀という水を張っていない堀と、逆に土を積み上げた土塁があちこちに作られています。これらは、敵兵から城を護る障壁となっていました。
本丸に入ります。この門「虎口(こぐち)」は後世に作られたそうです。
本丸はけっこう広い広場になっています。ここは、西郭(にしくるわ)とも呼ばれ、本丸であったかどうかは定かではなく、仮の名称のようです。
本丸を出ると、空堀と土塁がくねっているところを下りていきます。
みごとな竹林ですが、後世になって作られたそうです。
東郭(ひがしくるわ)とも呼ばれる、二の丸の広場。
このあたりは、広葉樹林となっています。
別の広場。
矢倉、櫓(やぐら)、または井楼(せいろう)という見張り台の跡が、高い土塁の上にあります。
だいたい一回りしたので、城を下ります。とてもよく整備されている城跡でした。山になっているので、住宅が建てられることもなく、歴史的な土地が保全されてきたのですね。第三京浜のところ以外は。
帰りは、日産スタジアムに近い、小机駅から電車に乗りました。