生き残った6人によると 6巻(全7巻)
漫画、山本和音
ゾンビものですが、
怖いのはゾンビより人だなと思う漫画。
でも重くなく読めて、ドキドキします。
ショッピングモールから脱出した5人。
橋の下で待機組の3人、
入江は骨折などで熱もあり意識朦朧、
ビーストは入江の世話を甲斐甲斐しくしてて
リリは2人が 付き合い始めたのではと疑うけど
はぐらかされます。
次の居住探しの教授(とドローン)と渚くん。
リリは橋の近くに男性が2人いるのを
双眼鏡で発見。
教授と渚くんもドローンで見つけるが
話しかける前に観察しようということに。
そんなこと知らないリリは飛び出して話しかけ
2人組の1人純と呼ばれた男に襲われそうに。
もう1人の男がポイントがマイナスになるとか
言って止めに入り、2人は去っていく。
あの2人は何だったんだと話し合っていたら
止めてくれた方の男、槙がやってきて
自分達が住んでるホテルに匿ってくれる。
匿う宿代としてドローンを貸してという槙。
自分達がどういうルールで生活してるかは
説明するよりドローンで見た方がという。
ドローンで見たのは、
男性5人が1人のプリンセスとカップルになる為
ポイント制で争う姿で、
この日は最終審査の『プレゼント』らしい。
男性は昨日の純と呼ばれてた純一、
山王丸、檜垣、ミラクルエイム、そして槙。
プリンセスは正太郎と出て行った“紗奈”だった!
(そして、プリンセスになって1ヶ月らしい)
ビーストは茶番だと言うが
教授は彼らなりの生存戦略であり男女比が違う
ことを指摘する。
勝者のスタープリンスに選ばれた純一と
バイクで旅立つ紗奈。
紗奈はモールメンバーがいることに気付かず
リリ達は聞きたいことも聞けずの別れです。
正太郎と出て行ったのに何故と思うリリに
一回戦敗退だったんじゃないというビースト。
槙がリリを手伝って欲しいと連れ出して
ホテルで行われてるプリンセスシステムは
人間争うのが本能なら、せめてルールの上で
という思いから出来たものだと説明し
リリはそれで平和ならと他人事として返事。
すると槙は、わかってもらえて安心したと言い
「2代目プリンセス」としてリリを皆に紹介。
驚くリリだが、
いつのまにやらファーストミッション
『ディナータイム』に突入。
おかしなことになってると思いつつ
逆らわない方がいいと判断して
とりあえず言われるままミラクルに1ptつける。
セカンドミッション『ダイヤ イン プール』
ゲームの勝者とプリンセスが選んだ男性に
1ptずつ入るらしい。
全員がプールにいると気づいた教授は
渚と薬探し(入江の為)とホテルの散策に。
キッチンから
料理する人、それを手伝う人、統治者、
丁寧に扱われてる2人(リリと年長者)、
出入りしてるだけの人の6人の生活痕を
みつける教授だが、
渚に5人ではと言われて、
間違えたかもと言ってもどることを促す教授。
セカンドミッションの勝者は檜垣。
リリはポイントをバラけさせたいけど
喋ったのは檜垣だったので檜垣にする。
サードミッション『1on1デート』
プリンセスは満足度で順位をつけ、
1位+2pt、2位+1pt、3位0pt、4位−1ptが入る。
リリは
1位 ミラクル、2位 槙、3位 檜垣、4位 山王丸
という順位にする。
(槙の挑発に乗ってしまった順位)
翌朝、朝食がカップ麺で山王丸がいない。
何故と聞くリリに、
山王丸はマイナスになったから
見るのも嫌な存在ということで
ホテルの外に追放したのだという。
愕然とするリリ。
その頃、
教授はゾンビの動きが変化したことに気づき
入江が目覚めて「今何日だ」と言ったところで
以下次巻です!
次巻最終巻ってどうやって終わるのー!!!
どうやらタイトル通りの最終回になるようで
今ホテルにいる9人+痕跡だけあった1人のうち
生き残るの6人なの!? 怖すぎる…。
ルールをキチンと把握しようとしないリリにも
問題はあると思いますが、
把握してないことを利用して
上手くリリを誘導して山王丸がマイナスになる
ように仕向けた槙が怖すぎる。
リリを2代目プリンセスと紹介した時に
誰も異論を唱えずに
昨日まで紗奈を取り合ってたハズなのに
すぐ切り替えてリリにアプローチしてる時点で
かなり怖いシステムなんだろうなと
不気味に感じていましたが
やっぱりかー!です。
ビーストは直感で “正太郎1回戦敗退説” を
呟いてましたが、1回戦かどうかは謎ですが
どこかでマイナスになって追放されたのかも。
紗奈が最終審査で誰もマイナスにならないよう
意識してポイントをつけていたのかもとか
ルールがわかるとまた印象が変わってきます。
勝者とプリンセスの旅立ちと追放に
大差ない気もして それも怖い。
(だから強そうな純一を選んだのかな)
槙がリリを選んだのも、
サードミッションまで怖いルールなのを隠せて
追放の罪悪感を持ちそうだからで選んでそう。
とか、色んなこと考えちゃう6巻です。
ここまで、うわぁってさせられちゃうと
最終巻の『オチ』がどうなるかで
全印象が一変するだろうなと思うと
ドキドキです。