脊椎内視鏡下手術 - わきだ整形外科 - http://wakida.org

わきだ整形外科は脊椎内視鏡下手術を中心とした、低侵襲手術が専門のクリニックです。 - 鹿児島県鹿児島市で開業しています。

paperChartでデスフルランを使用する場合の設定について

2015-11-08 11:06:39 | Weblog

わきだ整形外科では、Espire View ProとCARESCAPEベッドサイドモニタB450を導入し、デスフルランを使用した麻酔を開始いたしました。

わきだ整形外科では、開院以来paperChartを使用して、麻酔記録を行ってきましたが、CARESCAPEベッドサイドモニタB450に接続し、デスフルランをpaperChartで記録するための設定を行いました。

インターネットで検索しても、デスフルランをpaperChartで記録するための設定は、検索に引っかからず、困りましたので、今後使われる方のために、その設定を公開します。

もし、より良い方法がありましたが、コメントなどよろしくお願いいたします。

まず、CARESCAPEベッドサイドモニタB450とパソコンの接続ですが、B450のUSB端子に、GE社提供のUSB--serialのケーブル(専用)をつけます。その先は汎用のシリアルケーブル。さらにその先に、市販のserial--USBケーブルを繋ぎ、接続します。

ここで、注意点があります。ケーブルを繋いだままで、モニターを後から立ち上げると、モニターがパソコンを外部のHDDと判断して、立ち上がらなくなります。ケーブルはモニターが立ち上がった後に繋いでください。

Kick Startの設定はOhmeda:S/5を選んで設定してください。(paperChart>KS)

以上で、立ち上がるようになります。

(paperChart>ADM>IO-薬剤)を開きます。

 Desの行を追加してください。最後の1/10を変化させるとデスフルランの使用量が変化します。ガス流量3L/minだと、1/9が適正かもしれません。色々試しましたが、paperChartはガス流量を考慮して使用量を計算していないようです。ですから、ずっと5L/minだと実際の使用より、少ない値になります。ずっと5L/minだと1/15と入力すべきな様です。ちなみにセボフルランは初期設定は1/15ですが、ガス流量3L/minだと、1/10が適正かもしれません。

次に、(paperChart>CONF>parcnf)を開きます。

私はイソフルランは使わないので、inISO、etISOをinDES、etDESに書き換えました。

最後に、(paperChart>CONF>txtcnf)を開きます。

text = "デス量 =  --------の項目を2カ所追加します。

デスフルランの使用量がサマリーに反映されます。

以上で完了です。

再度お願いですが、より良い情報をお持ちの方は是非、コメントをお願いいたします。


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