いよいよリサイタルが明日になってしまいました。
お忙しい中いらしていただける方々には感謝申し上げます。
また、遠くから見守ってくださっている方々にも、感謝申し上げます。
あまりお天気がよくなさそうなのですが、
(ピアニストのKコちゃんも私も雨オンナ!)
嵐にだけはなりませんように・・・
当日は、専務が舞台カントク、社長はお客様です・・・
さて、長崎のお話の続き。
レンタカーを借りて、まず市内の主要な観光地をめぐりました。
最初はやはり、ここ、平和公園でしょう。
想像していたよりずっと大きかった平和祈念像。
社長は・・・またアイスです・・・!
これは、チリンチリンアイスといって、長崎名物らしい。
おばあちゃんたちが、
鐘のついた屋台をひいて、アイスを売っているのです。
一口もらいましたが、ミルクっぽいシャーベットという感じ。
100円というのがいいですね。
そして・・・
次に浦上天主堂。
私は、なんちゃってクリスチャンなのですが、
プロテスタントなので、カトリックのことは詳しくないのです。
教会ではなく、天主堂(天主は神様という意味)という呼び名なのですね。
この浦上天主堂は、原爆によって崩壊してしまいました。
そのままの形で残すことも考えられたのですが、
爆心地に近かったため、あまりにも破壊がひどく、
結局取り壊されて、現在の形になっているそうです。
原爆の爪あとが残る石像などもあったのですが、
あまりに悲惨で写真を撮ることがはばかられました・・・
次に向かったのは、グラバー園。
この日の長崎は、湿度も気温も高く、
時折雨がバラバラと降ってくるような不安定なお天気でした。
暑さでバテぎみの社長と、
道端のネコちゃんの写真を撮るHさん。
専務はずーっと前を歩いています・・・
グラバー園のほど近くにある大浦天主堂です。
ここは、隠れキリシタンだった人々が、
自分も信徒であるということを告白した場所として
知られています。
こうやって記事にする際、色々調べるので、勉強になりますね。
天主堂では、結婚式が始まろうとしていました。
私たちを含め、観光客は興味深々です。
こんな歴史のある場所で結婚式をあげられるなんていいですね。
別棟では、隠れキリシタンの資料が展示されていましたが、
踏み絵やロザリオを観るうち、
胸がしめつけられるような感じを受け、
最後まで観ることができませんでした。
どこを訪れても、多かれ少なかれ、悲しい歴史などはあるものですが、
今回ほど歴史の重みを感じたことはありませんでした。
こういう記事は、主観が入ってしまってよくありませんね。
スミマセン・・・
とにかく、不思議な魅力を持った街なのでした。
今日からは少し長崎の話題にお付き合いください。
シンポジウム夏シリーズの最終回も無事終え、
エージェントのご担当Fさん、カメラマンのHさんを交えて、
5人でウチアゲをしました。
知らない土地で、その時に迷うのがイヤなので、
空港から長崎市内に向かうバスの中にあった小冊子を見て予約をしたのですが、
アタリでよかったです。
こういうのっていいことしか書いてないから、
イチかバチかってとこ、ありますよね・・・
そのお店「さとの家」は、
日本最古の石橋、眼鏡橋を眺められる場所にありました。
眼鏡橋は、昼間はこんな感じですが、
(社長談:「めがね」っていうよりオバQの目みたいだ」)
夜になるとライトアップされてキレイ・・・
約束の時間にちょっと遅れてしまったのですが、
皆さん、笑顔で迎えてくださいました。
地元の家族連れやカップルで賑わっていることにまずホッ・・・
オーナーは、スキンヘッドの、
いかにも「こだわってます」という感じの方。
色々オススメを聞いて、
とにかく東京では食べられないであろうものを選びました。
新鮮なお刺身や大きなキスの塩焼き、
本当においしかった鯖(生です)のゴマしょうゆあえ、
佐賀牛のお刺身・・・生のお肉は燃えメニューですよ・・・
どれを食べても全ておいしかったです。
「どこからきんさったとですか?」と聞かれて、東京と答え、
「これを見てお電話したんですよ」と小冊子を見せると、
「そりゃサービスせな」と、出してくださったのが、魚のすり身揚げ。
揚げたてフワフワでした。
エージェントのFさんとカメラマンのHさん、
そしてウチの専務は同世代。
その少し上が私で、私の兄と同い年が社長・・・ということで、
だいたい年齢も近いので、
独身Fさんの結婚観とか、彼の会社の独身男性に私を紹介するとか、
色々話は盛り上がり、
なんだかお友達と食事をしているようでした。
専務やFさんや私が、さあ、これからワインでも・・・という時に、
お酒を飲まず、甘党の社長は、
あずきのソフトクリームを注文。
これがとてもおいしかったらしく、
翌日まで「あれはホントにおいしかった!」と言っていました。
全員満足の楽しいオイシイ食事でしたが、
これで一人5000円くらいなのですよ。
東京では考えられない安さです。
長崎にまた行くことがあったら、また行っちゃうと思います。
おかげさまで、体調を崩すこともなく、
長崎から無事戻り(ご心配いただいた皆さま、ありがとうございました)、
昨日は、午前中からS先生の最後のレッスン。
心配なものだけ聴いていただきました。
もうあとは体調だけ気をつけて、本番に臨むだけです。
今回、また色々と考えることがありました。
この方はいらしていただけるだろうと思う方からはご連絡がなく、
意外な方からチケットのお申込があったりして・・・
こういうことは、やはり「水もの」なのですね。
定期的に回を重ねないとだめなのだなあ、と思いました。
楽しかった長崎は、あまりにも色々なことがあったので、
整理してまたご報告します。
家に戻り、やっぱり食べたいのは野菜。
オリーブオイルとビネガーのサラダを思う存分食べました。
そして、ぼんやり観ていたTVで気になったものを作ってみました。
パプリカの味噌あえ
作ってみました・・・というほどのものでもないですね。
パプリカをお味噌であえるだけなのです。
手であえた方がうまくいきます。
私も「えー!」と思いましたが、
レポーターの方があまりにおいしそうに食べていたので・・・
これが、ホントにおいしい!
パプリカの甘みとお味噌の塩気が、なんともいえず合うのです。
ぜひおためしください・・・
写真は一番高台にあるグラバー氏の邸宅からの眺め。こんな景色を毎日眺めていたなんてうらやましい...
美しい長崎をあとにし、東京に戻ったら、さ、寒い~...一気に現実です。
今日はこれからまたレッスン。あとはリサイタルのことだけ考えます。