一人ディズニー見聞録

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ディズニー・オン・クラシック 2022 12/9公演 第1部

2022-12-14 08:32:00 | コンサート




12/9(金)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」が、みなとみらいホールで行われた。

この日は、第2部に『ノートルダムの鐘』から全曲演奏されるB公演の日で、(A公演は『塔の上のラプンツェル』。今年のディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)は、第2部が2つの公演に分かれており、加えてこの日は通常のコンサート時より演奏者が増えた大編成での演奏日だった。


午後6時30。定刻通りに第1部が始まった。オーケストラ・ジャパン(オーケストラ)の方々が音合わせを終えた後、ステージに指揮者のリチャード・カーシーさんが笑顔で登場した。

第1部1曲目は、東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』が演奏された。1995年~2001年の間にランドの夜のパレードで使用された同曲は、今までのオンクラでは何度も演奏されてきた人気の曲だ。

曲に合わせてステージ上のスクリーンには、過去のコンサート映像が流れていた。前回自分が観たとき(11/13)は、2回目ということもあって、前任の指揮者ブラッドケリーさんが勇退した2018年の映像が流れるまで、涙が出てこなかった。

しかし、今回はオンクラが始まった2002年の映像が流れた瞬間から涙が溢れていた。何回も観ているの映像なのに冒頭から感動するということは、それだけ自分がオンクラへの想いが強いということを再確認した。

1曲目終了後、コンサートのナビゲーターを務めるささきフランチェスコさんとシンガーのみなさんが登場。出演者が全員登場したのは、2、3曲目をルーレットで選ぶ演出を見届けるためだ。

オンクラ開演20周年を祝う今ツアーでは、ディズニーソングのプロデューサーたちが選んだ3曲と、お客様リクエストから選ばれたパークミュージックの4曲をそれぞれルーレットで決めるお楽しみコーナーがある(曲のリストはホームページでチェック)。しかも毎公演行われるため、公演ごとにより異なった曲が演奏されるのだ。

大編成コンサート公演最終日ということで、気合いが入ったフランチェスコさんがパーク部門の曲を紹介する際に、思わず聞き逃してしまいそうになる早さで紹介した(しかも一切噛んでない)。アナウンサー並みの早さと正確さを兼ね備えたフランチェスコさんの紹介に、会場は盛り上がっていた

この日のプロデューサー部門は『ティンカー・ベル』より『フライ・トゥ・ユア・ハート』。パーク部門では、東京ディズニーランドで2014年~2017年に開催された夜のショー『ワンス・アポン・ア・タイム』(エディット・バージョン)となった。

『フライ・トゥ・ユア・ハート』では、モネ・サーベルさんとケイティ・トラビスさんが交互に歌い、その後トリシア・タンガイさん、ケイリー・ルビナッチオさんが登場し、最後は女性シンガーたちが全員で歌唱した。彼女たちの歌声は曲の世界観と同じく、優しくて聞き心地が良かった。

また、シンガーたちがペンライトをティンカーベルのイメージカラーである緑色に変えて歌っていた。そのため、お客さんもライトを緑色に変えて彼女たちの歌を聞いていた。この演出は、シンガーと観客の距離感を縮め、会場に一体感を生み出してくれた。

続いて、『ワンス・アポン・ア・タイム』をシンガー全員で披露してくれた。最初はケイリーさんのソロから入り、続いてパトリック・ブレイディさん、アーロン・ヤングさん、ディロン・ヒープさん、アルマンド・ロンコーニさんの男性シンガーが、『くまのプーさん』の『ズオウとヒイタチ』を歌った。再びケイリーさんのソロとなり、最後は全員で歌った。

スクリーンには、実際のショーの映像が流れていた。夜のシンデレラ城にプロジェクションマッピングが映し出されており、リアルタイムでこのショーを観ている感じになった。

オンクラは、ディズニーの映画やパークの世界に実際に行った感覚にさせてくれる没入体験を提供してくれるコンサートだ。それを体現させてくれたのが、この日選ばれた『ワンス・アポン・ア・タイム』だった。


セレブレーション・ルーレットのあとは、お客様アンケートで1位となった各部門の曲が演奏された。まずは、作品部門で1位を取った『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』をケイティ・トラビスさんのソロで演奏された。

続いて、パーク部門で1位を獲得した東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』をアルマンド・ロンコーニさんソロで演奏された。

そして最後は、歌曲部門で1位を獲得した実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』がトリシアさんのソロで演奏された。

聞いた感じはツアー初日(9/10)の公演と似ているため、気になる方は9月12日(月)にアップしたブログを読んで頂きたい。

しかしこの日の演奏は、ツアー初日と大きく異なる部分がある。それは、大編成のオーケストラ演奏ということだ。人数が多ければ、そのぶん音も大きくなるため、演奏されている曲の世界観により入っている感覚になる。中でも『コンパス~』は、シンドバッドと一緒に大海原を大冒険している感じとなり、聞いていて楽しかった。

お客様リクエスト曲が終わると、第1部最後の『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲が、ケイティさんのソロとシンガー全員で演奏された。

大編成のオーケストラの演奏に驚き、そして感動した第1部。しかし、大編成の本当の凄さは、第2部になってから知ることになるとは思いもしなかった。

〈第2部に続く〉

〈第1部セットリスト〉
①東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』
②『ティンカー・ベル』より『フライ・トゥ・ユア・ハート』
③東京ディズニーランド キャッスルプロジェクション『ワンス・アポン・ア・タイム』(エディット・バージョン)
④『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』を
⑤東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』
⑥実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』
⑦『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲
『チム・チム・チェリー』(楽器演奏)、『お砂糖ひとさじで』、『凧をあげよう』、『チム・チム・チェリー』、『2ペンスを鳩に』、『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』


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