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天国の《チャコ》に会いたくて泣いてばかりいた《チャコぼす》と柴犬《あい》は奇跡の出会い!

いざという時の為に

2006-07-06 | チャコぼす日記
前からちょっと気になっていたAED講習を受けて来ました
ダイビングで、あるランク以上になると人命救助の講習が義務付けられているから
私は2年に1度更新講習を受けているけど、AEDは使った事がなかったんです。
それが今回、近所で講習があって、しかも無料だったので行ってみました。

講習は本物の消防車と救急車が1台ずつ来た本格的なものでした。
最初に『こういう講習を受けた事がある方はいますか?』と聞かれ
私は張り切って手を上げてしまったんだけど・・・

救急隊員の方によると
『心配停止から6分経過すると死亡率がとても高くなる』との説明があり
AEDの重要さを実感しました。
講習はAEDが出てくるまでは、いつもの講習と同じで
心肺停止を確認人工呼吸と心臓マッサージAEDの装着 という手順です。

一通りの説明が終わると実技に入りました。
でもこういう時、率先して『やります!』っていう人はなかなか居ないですよね。
すると『じゃ、経験のある人からやってもらいましょう』
いや~な予感・・・
『それはもしかして私の事??』と思いながらも
AED使用にあたっては、いくつかの注意事項があったので
私はそれをテキストに書き込んでいたけど
突き刺さる視線を感じて恐る々顔を上げてみると
救急隊員の方と目が合ってしまいました・・・
座った場所が悪かったんですよ~
救急隊員の真正面だったからね~

しょうがないと前に出て、やってみました。
救急隊員の方に順序を確認しながら進めていくと、途中補足がいくつかあり
無事私の出番は終わりました
まっ、自慢じゃないけど、終わった時に
『大変上手かったですね』と言ってもらえました

嫌がる人も多かったけど、ほぼ全員が実演して講習は終了しました。

こういう事が必要な場面に出くわした事ってなかなか無いと思うけど
私は数年前、初めて人命救助の講習を受けたあと、実際に出くわしてしまいました。

出勤途中、地下から会社の入り口に向う途中の階段で、顔面血まみれのおじさんが
倒れていたんです
多くの人は遠巻きで見つめていたけど、既に救急車を呼んでいたし
いくら講習を受けていたって自信がないし、私よりもっとしっかりできる人が
いるかもしれないと思い、その場を去りかけた時
救急に電話している人が『意識もなくて呼吸もしてないみたいなんですけど
どうしたら良いですか?』と言っているのが耳に入り
これは私にもできる事があるかもしれないと意を決して戻りました
すると、介抱していた人に『あんた何かできるの』とすがるような目で
見つめられたけど、『はい』と言えなかったのが悔しかった・・・

その場は、電話での救急隊員のアドバイスで、横向きに体位を変えたら
自発呼吸が始まり事なきを得ました。
救急車が到着するまでの間
私は『わかりますか?』『もうすぐ救急車がきますからね』と肩を叩きながら
呼びかけ続け、救急車のサイレンが聞こえた時は、ほっとしました

講習を受けていても実際には何の役にも立たなかったのが情けなかった・・・
こういう機会はなかなか無いものだけど
いざという時、率先してできるようにならなきゃね