おばあちゃん

今年のＧＷ、私は５連休の予定でした
旅行とかの予定はなかったけど、ちょこちょこと用事があって
なにかと忙しく過ごしてました。
５連休の３日目が過ぎ、あと２日かぁ～って思っている所に
おばあちゃん危篤の一報が届いたのは
そろそろ日付が変わろうとしていた時でした。

おばあちゃんは母方の祖母で、叔母さん夫婦（ウチの母の妹夫婦）と
同居していて、娘である叔母さんが９年ぐらい前から介護してました。
おばあちゃんは、もともと膝が悪くてあまり出歩かない方だったけど
ウチの母が亡くなったショックで
１０年ぐらい前からあまり歩けなくなってしまってました。
実は、ウチの母を産んだのは、おばあちゃんのお姉さんの『愛子さん』で
愛子さんは、ウチの母が５才の時に亡くなったんです。
母の下に弟が２人いて、愛子さんが存命の時から
子供達の世話をしていたおばあちゃんが、後妻さんになったそうです。

だからおばあちゃんはウチの母が亡くなった時
『姉さんから預かった大切な娘を・・・』と肩を落として嘆き悲しんでいた事を
私は忘れる事ができません。
『親より先に死ぬのは親不孝』と言われるけど
おばあちゃんにとって、母の死はそれ以上の物があったのでしょうね。
私達には計り知れない深い悲しみがおばあちゃんを襲った事でしょう・・・。

それでも家の中では、何とかゆっくり歩けていたおばあちゃんだけど
２年ぐらい前からほとんど寝たきりになってしまってました。
とは言っても歩けないだけで、頭はボケる事なくしっかりしていて
遊びに行くと誰が来たかとか、ウチの父の事を心配したりしてました。
それが・・・

ＧＷ直前にチャコぼす姉が顔を見に行った時には
ちょっと意識がはっきりしなくなっていて
叔母さんもそろそろ病院に・・と思っていた矢先の５月３日。
おばあちゃんの一番下の弟さんの訃報が入りました。

そして、そのお通夜から叔母さん夫婦が帰宅した時
おばあちゃんは『危篤状態』になっていたそうです。

おばあちゃんは入院する事なく、そのまま家で叔母さんが介護を続けたけど
５日の明け方、叔母さんがうとうとしてふと目を覚ました時
おばあちゃんはひっそりと息を引き取っていました・・・。

享年９３歳

３日前に亡くなったおばあちゃんの弟さんは
おばあちゃんの事をとても心配していたそうで
きっと連れて逝ったんだろうと・・・

私がおばあちゃんに最後に会ったのは、半年ぐらい前で
春になって、そろそろ顔を見に行こうかなと思っていたけど
それが叶わなかったのがとても残念です。
でも、おばあちゃんは娘夫婦にお世話になってる事で
叔母さんのご主人に申し訳なく思っていたし
寝たきりになってしまった事は、いくら出不精のおばあちゃんでも
少なからず辛かったと思うから、今は楽になって良かったねって思ってます。

ただねぇ、おばあちゃんはウチの母が実の娘じゃないからって
とてもわがままに育てすぎたよねぇ。
娘の私が言うのもなんだけど。
まぁそれはおじいちゃんのせいもあるみたいだけどね。

おじいちゃんは１７年前に亡くなってるけど
おじいちゃんにとってウチの母は、愛子さんの忘れ形見という事もあってか
とても大事にしていたみたいで
ウチの母がまだ小学生ぐらいの時に掃除しているのを見たおじいちゃんは
『子供に箒なんか持たせて！』と激怒した事があったとか・・。
ウチの母が入院した時も孫より娘が大事だったしね。
まっ、結局はおじいちゃんが悪いって事かな？

という事で、思いがけず６連休になったＧＷは
終わってみれば精神的にも、身体的にもとても疲れた休日となりました。

チャコが何日も長時間一人でお留守番をしていたのは、こういう事情でした。
チャコはまだ子供の頃におばあちゃんに会ってるけど
その後もう何年も会ってなかったから、そのうちチャコも連れて行こうと
思ってるうちにこんな事に・・・
やろうと思う事は先延ばしにしないで、できる時にやらなきゃダメだね。
一応、私は『明日死んでも後悔しないように』っていうのを
目標にしてるけど、まだまだダメ。
今死んだら、すっごく後悔する
特にチャコを残して死ねないって思うしね。
でもそんな風に私が思ってる事、チャコは知る由も無いっていうのが悲しいね

チャコもおばあちゃんに哀悼の意を表し喪章ならぬ黒リボンをつけてみました。
な～んて、供物についてたリボンをもらってきただけだけど


所で・・・パソコンが不調だったのは
どうもｗｉｎｄｏｗｓのアップデートが原因らしいね。
何とか復活してくれて良かった～