ジジイになり思うのはマスメディアが自らの金儲けにつなげるため、視聴者読者をひきつける強調語を使って多用していること。もう辟易。
オリンピック自体がその目的語になっているのだが、その中で多用するのが
史上最多
史上最高
・・・という史上ということば。
特に今回は、メダル獲得は多く確かに史上最多のメダルだった。事実である。
しかし、種目数も相当増えた。新競技もそうだし、従来競技にも種目が追加された。
では、メダル取得の占有率という点ではどうか?
メダル総数 | 日本獲得数 | 占有率 | 金メダル総数 | 日本獲得数 | 占有率 | |
1964年東京五輪 | 504 | 29 | 5.75% | 163 | 16 | 9.82% |
今回 | 1080 | 58 | 5.37% | 340 | 27 | 7.94% |
とまあ、こんな具合だった。
世界のトップ争いした選手団全体としては前回の方が多かったのだ。今回が頑張らなっかとは言いませんよ。
しかし、今回が絶対数で史上最多は事実だが、日本選手団にとって史上最高の大会だったとは言い難いともいえる。
こんな時、メディアはどういう表現をするかというと
●史上最大級の
●史上最高の大会の一つ
とかいうのだ。史上最大級はまあ許せるが、史上最高は一つしかなく、その一つというのが大嫌いな表現。
まあね、メディアに乗せられないようにしてほしいものです。