先日のNHKの南海東南海東海トラフ大地震の脅かし番組もそうだが、とにかく、最悪を言いすぎるのもある意味『デマ』の吹聴。
東日本大震災を見ると、最大震度7を唯一記録した栗原市では、建物倒壊はほぼなし、死者ゼロ。勿論家の中はごった返しただろうが揺れで倒壊する例は日本では非常に少ない。昨日やってたNHKの当時のニュースを流す番組でも「津波が来るぞー」と呼びかける映像が一杯でたが、そこに映る三陸海岸の街にも倒壊した建物は皆無。その後押し寄せた津波でその町は全滅するのだが。
建物倒壊が凄かったのは、95年の神戸や16年の熊本の益城。それは、断層ずれの直上にあったからなのだろう。
陸上震源の震度6強地震では死者は数人から多くて二桁前半。震度6弱では数人。数年前の正月ごろ起きた白馬村や能登半島など重い瓦屋根住宅は壊れたが死者は確かゼロ。地域の救助協力の力だったと思う。
という例を考えると、南海東南海東海トラフの地震も東日本大震災に近いことが予想される。普通に考えれば建物倒壊ではなく津波をどう抑えるか。今は、逃げ場所確保対策は多いけど津波そのものを抑える工夫は、大堤防を作ることしかなさそうだが他にはないのだろうか?想像力と創造力を発揮して実行力で早く対応してほしいものだが、その3つが欠ける民族にはどうしようもない。
メディアも『最悪』と称してはいるが、最悪の意味は報道しない。ほとんど起きないことではなく、最も起こりえるシナリオも報道すべきだと思うけどな。